投稿者「exp-th_hasegawa」のアーカイブ

混迷が続くタイの政治状況
不穏なうわさもチラホラ

バンコク

新しい年が明けて10日が経った。乾期らしく涼しい日が続いている。タイを旅行するには今がベストシーズンだ。しかし観光客の姿は例年以上に少ない。言うまでもなく、反政府デモの影響だ。テレビから流れてくる報道は重苦しい内容ばかり。タイへの出張を見合わせている日系企業も日増しに増えているようだ。果たしてタイの政治はどうなるのだろうか?

反政府デモ隊を率いるステープ元副首相は今月13日にバンコク都を封鎖すると宣言している。これまで以上に幹線道路にある交差点や政府機関の封鎖が行われる模様だ。バンコク日本人学校は13日を臨時休校することに決定。シンガポール航空やキャセイ航空、香港航空は13日からバンコク線の運航を取りやめ、ないしは減便すると発表している。

バンコク国際空港を運営するタイ空港公社は13日以降、フライト時刻の4時間前までに空港に到着するよう利用客への呼びかけをはじめた。色々なところでバンコク封鎖による影響がではじめてきている。

また13日が迫るにつれ14日に軍部が軍事クーデターを実行するのではないかとの憶測も巷でささやかれはじめた。「13日のデモで何者かが発砲し、それを理由に軍がクーデターに乗り出す」「国際社会の反発を避けるため、クーデター後、市民が兵士に花を渡す」「占い師がクーデターの実行日に14日を選んだ」「クーデター後に設置される政権はタクシン派を弾圧し、反タクシン派の野党民主党が選挙で勝てる状況になれば1年で選挙を行う。無理そうであれば任期を延長する」などなど。

果たしてXデーは来るのか?  2月2日の解散総選挙に向け、街中には選挙の看板が並び始めている。仲裁者が不在の現状を嘆くタイ人の声も多い。果たしてクーデターなのか選挙なのか。13日になってみなければ分からない。

「13」という数字がいつになく不吉に感じる。

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

自力でタイ料理を作ってみた話。

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タイ料理が好きな人でも、タイ料理がどのようにして作られているのか知らない人が多いのではないでしょうか? 実は私もその一人でした。・・・が、知れば知るほどその魅力にハマるのがタイ料理の世界です。

例えば、グリーンカレーの場合。屋台やレストランで食べる味は、とっても美味しいですよね。実はあの味、元々どこかで売っているグリーンカレーペーストを使って、ごく簡単に調理されているものが多いって、知っていましたか? 日本で例えるなら、市販のカレーのルーを使って調理する感じです。

更に、タイ通なら誰でも知っている話ですが、化学調味料がたくさん入っています。タイ料理教室なんかでも、ペーストの「作り方」ではなく、ペーストを「使ったレシピ」を教えているところが多いというのも、ペーストの普及を物語っていますね。

さて、私はグリーンカレーを作るにあたり、市販のペーストを使わず、ゼロから作ることにしました。材料は、野菜・・・と言うよりも、レモングラスやこぶミカンの葉っぱ、パクチーやタイ生姜などのタイハーブ達です。ハーブと言えば、それぞれに効果効能があり、薬草として使われてきただけあって、身体に良いものばかりです。それらをクロックと呼ばれる石臼で擦り混ぜるだけで、ペーストが出来ちゃうんです。案ずるより産むが易しとは、まさにこの事。とっても簡単に出来ました。

このペーストにココナッツミルクなどを加え、グツグツ煮込むとグリーンカレーの完成です。「カレー」と言う名がつくくらいだから、カレー粉が入っているものだと思っていましたが、タイハーブとスパイスだけで作られていたなんて、目から鱗でした。「何が入っているんだろう?」と思いながらタイ料理を食べると、面白いかもしれませんね。

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AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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あけましておめでとうございます
さて、タイの「お正月」を数えてみると

ソンクラーン

+ ウィタラディット県クンタパオ村のソンクラーン photo from Wikimedia Commons

 

タイでは1年間に正月が3回やって来る。いや、厳密に言うと5回あるらしい。

まずは日本でもお馴染みの西暦によるお正月。日本では年末から年始にかけて1週間ほど正月休みをとる。しかし、タイでは大晦日と元日の2日間が祭日なだけである。銀行なども1月2日から普通に営業している。日本の正月のようなおめでたい雰囲気はほとんどない。遠出をせずゆっくり家で過ごすというのがタイの年末年始の一般的な過ごし方のようだ。

続いてくる正月は旧暦の正月。日本では旧正月と呼ばれているが、タイでは中国正月と呼ばれる。中華系の人はこの期間しっかりとお休みをとる。祭日ではないが、中華系の会社はことごとく休業になる。この期間に休んでいる会社は中華系がオーナーであると思ってほぼ間違いない。

そして4月にやってくるのはタイで一番大きな正月であるタイ正月。水掛けで有名なソンクラーンだ。4月の13日から15日が祝日になる。この3日間を挟んで1週間から10日休む会社が多い。

バンコクへ出稼ぎにきている地方の人はソンクラーンになると、こぞって故郷へ帰る。だから日本の正月と同様、民族大移動が起きる。ソンクラーンは一年でタイが一番賑やかになる時期だ。朝から酒を飲み、街中で水を掛けあって祝う。これを目当てにタイに来るツーリストも居る。しかし現地に駐在する日本人の多くは部屋に籠るか、日本へ一時帰国する。または近隣諸国へ家族で旅行する人も多い。

理不尽に水を掛けられるソンクラーンが嫌いな日本人はどうも私だけじゃないらしい。

あと残り2つの正月はイスラム正月とヒンズー正月である。

タイには南部をはじめイスラム教徒が実はかなりいる。彼らにとって正月と言えばイスラム暦による正月なのだ。

そして忘れてはならないのが印僑と呼ばれる人たち。華僑ほど人口は多くないがインド系タイ人はヒンズー正月を祝う。実はそれがどんな正月なのかは知らない。一度ご招待に授かれたらと思っている。

何はともあれ色々な正月がタイにはあるものだ。一年に一度しか正月のない日本。

5回はともかく3回も正月がやってくるタイは本当におめでたい国だと思う。

謹賀新年。サワディーピーマイ!

 

中村蒸一 Profile

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気軽に屋台にチャレンジ!!!

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前回は、気軽に屋台気分を楽しめる、清潔で安くて美味しいオススメのフードコートをご紹介しましたが、今回はいよいよ本当の屋台についてお話ししましょう。
街中を歩くと、早朝から深夜までそこら中に屋台を見かけますが、どの店がおいしいのか、どの店が安心して食べられるのか、慣れていないとなかなか見当がつきませんよね。そんな屋台初心者の方にオススメしたいのが、たくさんの店が集まっている屋台街です。
BTSトンロー駅を降りてすぐ、スクンヴィット ソイ38にある屋台街は有名で、人気のパッタイ屋やココナッツで炊いたもち米とマンゴーを一緒に食べるスウィーツ「カオニャオマンムアン」屋、フルーツスムージー屋、タイ風チキンライス「カオマンガイ」屋、タイ風ラーメン「バミー」屋などなど、とにかくたくさんの屋台があります。昼間は閑散としていますが、夕方(17時過ぎ)から深夜にかけてたくさんの人で賑わいます。
さて、屋台で心配なのは注文方法ですよね? でも、ご安心ください! 外国人が多いスクンヴィット・エリアにあるため、店員は外国人に慣れていることが多いです。また、お店によっては日本語や英語のメニューが用意されていますよ。席はというと、屋台の目の前、道路に面した開放感たっぷりな席と、屋台の奥にある食堂の店内の様な席の二通りあります。
さて、せっかくたくさんの屋台があるのだから、「色んなお店で、たくさんの種類を食べたい!」そう思いますよね? タイの屋台のシステムはそう言う方にピッタリ。なんと、他のお店のメニューであっても、注文が出来るんですよ。値段も30バーツくらいからとお値打ちなので、気になっていたあの味やこの味を試してみる大チャンスです。
エアコンのない屋台で、汗をかき、風を感じながら食べるタイ料理は格別です。地元の人も足を運ぶ屋台ですので、本物のタイ料理と屋台の文化を同時に味わえます。ぜひチャレンジしてみて下さいね。

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お店の場所はこちら—-> 美味タイMAP

 

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AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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デモに揺れる師走のバンコク
でも、市民生活は日々平穏

バンコク

『ニュースクリップ』より転載

原発問題、TPP、増税、そして都知事の選挙資金問題など。日本の政治は相変わらず迷走している。一方、反政府デモで揺れるタイの政治はこれまた暴走の繰り返しだ。
11月末には反政府デモ隊の一部と政府支持派の間で闘争が起き、はじめての死者、そして50名を超える負傷者がでた。
この時から世間の反政府デモに対する状況が大きく変わった気がする。
政府が深夜の外出を自粛するよう呼びかけた為に賑やかなはずの12月のバンコクの繁華街は閑散となった。また日本人学校が数日、臨時休校した。今月14日に開催予定だった『日タイ交流ラムウォン盆踊り大会』も開催中止になった。
こう書くとかなり悲壮感が漂う。しかし実は、庶民の生活に大きな影響が出ているわけではない。大概の人がちゃんと職場へ赴き普通に仕事をしている。郵便物も通常通り配達され、コンビニも普段通りの24時間営業。物資の物流に大きな乱れも見られない。
バンコクに住む人々は至って普通の暮らしをしている。デモ隊や政府支持者に対して中立な立場をとるタイ人もかなりいる。
なのに、日本からは「大丈夫なのか?」と心配するメールや電話が今でも絶えない。2年前の洪水の時もそうだった。新聞やテレビは局地的にしか報道しないので、あたかもタイ全体が混乱しているように感じるのだろう。
タイ国政府観光庁は、政治的混乱により12月から1月にかけて、タイを訪れる観光客は大幅に減少する見込みを発表している。実際にバンコクの観光スポットであるカオサン通りはホテルの予約率が30%まで下がっているという。12月としては異例の状態だ。
インラック首相は下院の解散を決議し、選挙へと踏み切った。しかし反政府デモを主宰するステープ元副首相からは現政権へ歩み寄る姿勢は一切伺えない。まだまだこの状態がしばらく続くのだろうか?
師走。1年の最後の月、12月。
日本の迷走。タイの暴走。
街を走り回るのは教師だけで十分じゃないか。傍観者の日本人はそう思うのである。

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『ニュースクリップ』より転載

 

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【Photos】「北方のバラ」チェンマイ 

イーペン・ランナー・インターナショナル2013 チェンマイ

+ 今年の『イーペン・ランナー・インターナショナル』は11月23日土曜日に開催されました。コームローイ(天燈)が空に放たれた瞬間の高揚感は、参加しないと味わえません。

 

アヌサーン市場 チェンマイ

+ ナイト・バザールから入った場所にあるアヌサーン市場。物販の屋台の奥には、シーフード・レストランが並んでいます。

 

チェンマイ

+ ソンテウ(ピックアップ・トラックを使った乗合タクシー)の荷台から撮影。バンコクに比べると屋台は少ないかもしれません。

 

チェンマイ シリランナー

+ 旧市街の<シリランナー>ホテルのプールサイドで見つけた置物。タイ人はかわいいもの好きですね。

 

リバーサイド チェンマイ

+ ピン川沿いのレストラン<リバーサイド>で。お祭り『ロイクラトン』の飾り付けがまだ残っていました。

 

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イーペン・ランナー・インターナショナル

+ 『イーペン・ランナー・インターナショナル』の会場。荘厳な雰囲気のなか、読経などの儀式が執り行われた後にコームローイ(天燈)を上げます。歓声を上げ大いに盛り上がる方もいれば、合掌したまま、空の彼方に消えていくコームローイを目で追い続ける方も。それぞれの想いをのせて、コームローイは天高く舞い上がっていきました。

コームローイ イーペン・ランナー・インターナショナル

 

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ワット・チェディ・ルアン

+ 旧市街のほぼ中央に鎮座する古刹<ワット・チェディ・ルアン>。この日は、中国からの観光客でにぎわっていました。

 

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エアポート・プラザ

+ チェンマイ空港そばのショッピング・モール<エアポート・プラザ>では、すでにクリスマス商戦がスタート!

 

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ほしはなビレッジ チェンマイ

+ チェンマイ市街地からクルマで30分少々の場所にあるゲストハウス<ほしはなビレッジ>。緑の芝生に落ちる木漏れ日を眺めながら、ゆったりと過ごしました。

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ほしはなビレッジ チェンマイ

+ <ほしはなビレッジ>に隣接する施設<バーンロムサイ>の子供たち。ソックスの形をした手作りのキーホルダーを売っています。彼らは一度も海を見たことがありません。だから、みんなでお金を貯めて海を見に行くんだそうです。

<ほしはなビレッジ>の詳細はこちらをご覧ください。

緑豊かなチェンマイ郊外ののどかなリゾートで羽根を伸ばす

 

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チェンマイ

+ <ほしはなビレッジ>から歩いて10分ほどの場所にある、通称「グランド・キャニオン」。地元の人の密かな観光名所になっているようです。日曜日ということもあって、にぎわっていました。

 

 

メーヒア市場

メーヒア市場

+ <ほしはなビレッジ>からチェンマイ中心部へ戻る道すがらにある<メーヒア市場>。ローカル色たっぷりで、珍しい果物や菓子も売っていました。

 

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チェンマイ

+ ふと迷い込んだ旧市街のお寺。小学校を併設しているようです。ちょうど掃除時間で生徒たちが境内に出ていました(さぼっている子もチラホラ)。

 

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チェンマイ

+ 旧市街の北側のエリアは、楽器や中古家電、エンジンのパーツなどを売る店が並んでいます。観光客向けではありませんが、地元の人の暮らしぶりがよくわかります。

 

 

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フエン・ペン

+ 旧市街随一の人気店<フアン・ペン>は北部タイ料理の店。女性誌にたびたび取り上げられたせいか、日本人の姿も多く見かけますが、ここ最近は中国人のグループが目立ちます。昼はカジュアルな食堂。夜はシックなレストランに(なるそうです)。

 

チェンマイ

+ 路傍でゲームに興じるおじさんは昼夜かかわらずよく見かけます。のんびりしてますねぇ。

 

チェンマイ

+ 旧市街ではストリート・ペインティングも結構見かけます。芸術学部を擁するチェンマイ大学の学生の仕業でしょうか?

 

チェンマイ

+ ラーチャダムヌン通りにある瀟洒な建物はずっと空き家でしたが、ゲスト・ハウスが入ったようです。

 

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チェンマイ

+ ゾウをモチーフにした雑貨を多く取りそろえたショップ<Supachet Studio>。オーナーはアーティストで、ショップの奥はアトリエになっていました。

 

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チェンマイ

+ お寺が多いことから京都も引き合いに出されるチェンマイ。それぞれのお寺に特色があります。本堂では熱心に祈りを捧げる人々の姿が。

 

 

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2月までがベスト・シーズン。チェンマイ・ツアーのお申込み、お問い合わせはこちらから。

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その味にハマる人が続出!のソムタム

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タイ人にも日本人にも大人気のタイ料理、それは『ソムタム』。完熟前の青パパイヤを細切りにし、とうがらしや干し海老、トマト、ピーナッツ、長ささげなどと一緒に和えたサラダです。材料をクロックと呼ばれる石臼に入れ、トントントントン叩いて出来上がり! 日本では青いままのパパイヤを食べる習慣がないので、不思議な感覚ですが、甘酸っぱい爽やかな味が、常夏の国タイで食べるととっても美味しいんですよ。

ソムタムにもたくさん種類があって、沢蟹が入った『ソムタムプー』や、お魚の入った『ソムタムプラー』、塩漬け卵が入った『ソムタムカイケム』などなど、具によって様々な顔を見せてくれるところも魅力的です。

ソムタムを作る際に欠かせない石臼=クロックをお土産に買って帰る人もいるくらい、ソムタムには良い意味で中毒性があるのかもしれません。ちなみに、クロックは『チャトチャックウィークエンドマーケット』で買うことができます。

ちなみに、辛さは・・・と言うと、ものすごく辛いです。クロックで叩くことによって、トウガラシが細かくなるので、種が飛び散らばり、ソムタム全体を辛さが襲います。辛いのが苦手な方は、注文時に「マイペッ(辛くしないでね)」と一言伝えるのを忘れずに! 屋台なんかではクロックを洗わずに次の注文時にも使うので、唐辛子がクロックの中に残っていて、結局辛い・・・なんてことも。本場の辛さを経験してみるのもいいかも(!?)。

さて、タイ人だけでなく、外国人や、老若男女みんなに愛されているソムタムですが、タイにはなんと専門もあるんです。日本では食べる機会がなかないので、タイに来たらぜひ本場のソムタムを味わっていただきたいです。ソムタムはとてもポピュラーなメニューなので、カジュアルなレストランから高級店まで、だいたいどんなお店にもありますよ。

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AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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贈り贈られるタイの年末商戦
かつての主役はウイスキーでしたが・・・

バンコク タイのコト・モノ事情

 

11月の後半に入るとタイでもクリスマスの飾りつけがはじまる。クーラーがガンガンにきいたデパートで見る巨大なクリスマスツリー。タイに来た当初はかなり違和感を覚えた。日中の温度が30度前後。多少涼しくなったとはいえ「クリスマス」という気温ではない。

日本人としての季節感と現実のギャップに脳の情報処理が追いつかない感じだった。

そしてクリスマスの飾りつけと同時にはじまるのが年末商戦だ。日本のお歳暮と同じように、お世話になった方へ贈り物をする習慣がタイにもある。ただ違うのは贈り合う期間が年始まで続くこと。そして大概、贈り先へ代表者がお伺いして手渡しすることだろうか。日本のように宅配便がないとはいえ、タイの方が昔ながらなのである。

だから12月になるとこちらから挨拶に伺ったり、また逆にご挨拶の訪問が増えたりと普段以上に忙しくなる。それがタイの12月なのだ。

そしてタイの年末ギフトの定番と言えばギフト・バスケット。篭に入った盛り合わせである。お菓子やジャム、インスタントコーヒーなど食料品の詰め合わせが一番多い。

高級感のある輸入菓子などを入れ込みながら、いかに見栄え良く篭に詰め合わせるか? それが売り場の担当者の腕の見せどころなのだろう。売り場の隅でギフト・バスケット作りに四苦八苦している風景はこの季節ならではである。

そして価格は日本の松竹梅じゃないが、3段階ぐらいに分かれている場合が多い。1000バーツ以下、1500バーツ前後、2000バーツぐらいの価格が一般的だろうか。

数年前まではギフト・バスケットの主役は高級ウイスキーだった。今ではアルコール販売時間の規制が厳しくなって全く見かけなくなってしまった。その代わりに篭に鎮座しているのは「ツバメの巣」など高級健康食品だ。

酒より健康食品。これも時代の流れなのだろうか。生活が豊かになると、そうところにも変化が表れてくるのだろう。

酒好きにとっては年末の楽しみが減ってちょっと寂しいが喜ぶべきことなのかもしれない。

 

タイのモノ・コト事情

+ きれいにラッピングされたギフト・バスケット。食品は根強い人気のようですね。

 

中村蒸一 Profile

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屋台にチャレンジするその前に!

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タイに来たら、ぜひ地元の人が食べる屋台での食事にチャレンジしてもらいたいところですが、「衛生面が心配だ」とか、「頼み方が分からない」と言った声をよく聞きます。そんな方にオススメしたいのが、フードコートです。日本でフードコートと言うと、スーパーやショッピングセンター内にある、お手頃価格で食べられる簡単料理・・・と言ったイメージではないでしょうか?

ここタイにも、たっくさんのフードコートがあります。・・・が、日本のそれとは違い、素敵な雰囲気のなか、本格的なタイ料理を安く気軽に楽しめる・・・そんなところなんです。本店が屋台の名店と言ったお店が出店していたり、スウィーツやフルーツ・スムージーなど、甘いものもあるんですよ。またタイ料理以外にも、和食やイタリアン、インドに中華と、とにかくたくさんの屋台が大集合したフードコート。暑い中、衛生面を気にしながら食べる屋台と違い、エアコンが効いた室内で色々な種類の料理を食べることが出来るので、地元のタイ人はもちろん、在住日本人や旅行者にも大人気です。

高級デパートの<サイアム・パラゴン>や<エンポリアム>、旅行者に人気のデパート<MBK>、地元の人がよく行く大型スーパーマーケットの<ビッグC>などなど、ありとあらゆる商業施設にフードコートがあります。なかでも、オススメはBTSアソーク駅直結の最新ショッピングセンター<ターミナル21>です。ここは名前の通り、空港のターミナルをイメージした造りで、日本やイギリス、アメリカにトルコなど、各階がそれぞれの国のモチーフとなっており、ウィンドウ・ショッピングだけでも楽しめます。

肝心のフードコート『PIER21』のオススメポイントは、サンフランシスコの港がモチーフのかわいらしい内装とお手頃価格です。タイのフードコートは値段がピンキリで、1食だいたい30~200バーツくらいです。ここ『PIER21』は、清潔で雰囲気が良いうえにお値段もステキ。例えば、クイッティアオ(タイ風ヌードル)やカオパット(タイ風チャーハン)は30-50バーツほどです。

最後に、フードコートの注意点をお話しましょう。だいたいどこのフードコートも、現金は受け付けていません。クーポンを販売するカウンターがあるので、100~200バーツほどのクーポンを買い、お好みのお店に行って注文するのです。店先に写真や現物があるので、言葉に不安があっでも指で指せば大丈夫! クーポンの金額を使いきれなかった場合は、換金してもらえるので、食事が終わったら忘れずにクーポン・カウンターへ。気軽に屋台気分を楽しめるフードコート、ぜひ行ってみてくださいね。

 

ターミナル21 バンコク

ターミナル21 バンコク

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タイを舞台に勃発した
コンビニ大戦争!

ローソン外観

タイでは企業の製品名が一般名称として浸透し、通常の会話で使われることが多い。「マ・マー」といえば即席麺、「コフィメイト」とはコーヒークリームパウダー、「メックス」はステープラーのことである。

またタイで「セブン」といえばコンビニエンス・ストアのことを意味する。「ラーン・カイコォーン・プゥート・イシップシー・チュモン(24時間営業のお店)」という言い方ももちろんある。でもテレビや新聞以外ではほとんど使われることがない。日本人がコンビニエンス・ストアを「コンビニ」と呼ぶのと同じ感覚だろうか。

タイでコンビニを意味する「セブン」という言葉。これは言うまでもなく『セブン・イレブン』の「セブン」から来ている。その『セブン・イレブン』をタイで最初に展開したのはタイの大手財閥、チャルーン・ポカパン・グループ. (CPグループ)だ。今年は店舗数が6800店舗を超え、タイでコンビニ業界の首位に立っている。

これを追うのが同じくタイの大手財閥サハ・パタナピブン・グループが展開する『108ショップ』である。その『108ショップ』が今年の3月から新たな展開をはじめた。日本のコンビニ大手、『ローソン』との共同会社『サハローソン』を設立。既存店を『ローソン108』へと改装し、順次『ローソン』ブランドでコンビニの展開を図っている。

『セブン』が圧勝だったタイのコンビニ業界。そこに突如現れた青い看板。店舗内で作るおにぎりや日本の和菓子、おでん、そしてUCCのコーヒー。タイの『ローソン』は日本ブランドで『セブン』を追撃する戦略のようだ。

一方『セブン』は自社ブランドの『セブンセレクト』を拡充。これまで以上にブランド力を高める戦略に出てきている。1993年にタイに進出してきた『ファミリーマート』は、『セブン』の陰に隠れて目立たない存在だった。しかし、『ローソン』の進出を機に新たなテコ入れを図る気配も出てきている。

いよいよタイもコンビニ戦国時代に突入なのか? 日本人としては『ローソン』に期待したい。ただ、おにぎりやおでんがタイ人に支持されるかは微妙な気がする。

よもぎもち

+ 『ローソン108』のよもぎ大福は、16バーツ(およそ50円)。タイ人にウケるか?

 

おにぎり2

+ おにぎりは、サケが29バーツ(およそ90円)、豚角煮は40バーツ(およそ120円)。タイでは決して安い値段ではありません。サイズが小さいのでいっそう割高感があるかも。

 

 

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