デモに揺れる師走のバンコク
でも、市民生活は日々平穏

バンコク

『ニュースクリップ』より転載

原発問題、TPP、増税、そして都知事の選挙資金問題など。日本の政治は相変わらず迷走している。一方、反政府デモで揺れるタイの政治はこれまた暴走の繰り返しだ。
11月末には反政府デモ隊の一部と政府支持派の間で闘争が起き、はじめての死者、そして50名を超える負傷者がでた。
この時から世間の反政府デモに対する状況が大きく変わった気がする。
政府が深夜の外出を自粛するよう呼びかけた為に賑やかなはずの12月のバンコクの繁華街は閑散となった。また日本人学校が数日、臨時休校した。今月14日に開催予定だった『日タイ交流ラムウォン盆踊り大会』も開催中止になった。
こう書くとかなり悲壮感が漂う。しかし実は、庶民の生活に大きな影響が出ているわけではない。大概の人がちゃんと職場へ赴き普通に仕事をしている。郵便物も通常通り配達され、コンビニも普段通りの24時間営業。物資の物流に大きな乱れも見られない。
バンコクに住む人々は至って普通の暮らしをしている。デモ隊や政府支持者に対して中立な立場をとるタイ人もかなりいる。
なのに、日本からは「大丈夫なのか?」と心配するメールや電話が今でも絶えない。2年前の洪水の時もそうだった。新聞やテレビは局地的にしか報道しないので、あたかもタイ全体が混乱しているように感じるのだろう。
タイ国政府観光庁は、政治的混乱により12月から1月にかけて、タイを訪れる観光客は大幅に減少する見込みを発表している。実際にバンコクの観光スポットであるカオサン通りはホテルの予約率が30%まで下がっているという。12月としては異例の状態だ。
インラック首相は下院の解散を決議し、選挙へと踏み切った。しかし反政府デモを主宰するステープ元副首相からは現政権へ歩み寄る姿勢は一切伺えない。まだまだこの状態がしばらく続くのだろうか?
師走。1年の最後の月、12月。
日本の迷走。タイの暴走。
街を走り回るのは教師だけで十分じゃないか。傍観者の日本人はそう思うのである。

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『ニュースクリップ』より転載

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
詳しくはこちらをクリック!

インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

【Photos】「北方のバラ」チェンマイ 

イーペン・ランナー・インターナショナル2013 チェンマイ

+ 今年の『イーペン・ランナー・インターナショナル』は11月23日土曜日に開催されました。コームローイ(天燈)が空に放たれた瞬間の高揚感は、参加しないと味わえません。

 

アヌサーン市場 チェンマイ

+ ナイト・バザールから入った場所にあるアヌサーン市場。物販の屋台の奥には、シーフード・レストランが並んでいます。

 

チェンマイ

+ ソンテウ(ピックアップ・トラックを使った乗合タクシー)の荷台から撮影。バンコクに比べると屋台は少ないかもしれません。

 

チェンマイ シリランナー

+ 旧市街の<シリランナー>ホテルのプールサイドで見つけた置物。タイ人はかわいいもの好きですね。

 

リバーサイド チェンマイ

+ ピン川沿いのレストラン<リバーサイド>で。お祭り『ロイクラトン』の飾り付けがまだ残っていました。

 

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イーペン・ランナー・インターナショナル

+ 『イーペン・ランナー・インターナショナル』の会場。荘厳な雰囲気のなか、読経などの儀式が執り行われた後にコームローイ(天燈)を上げます。歓声を上げ大いに盛り上がる方もいれば、合掌したまま、空の彼方に消えていくコームローイを目で追い続ける方も。それぞれの想いをのせて、コームローイは天高く舞い上がっていきました。

コームローイ イーペン・ランナー・インターナショナル

 

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ワット・チェディ・ルアン

+ 旧市街のほぼ中央に鎮座する古刹<ワット・チェディ・ルアン>。この日は、中国からの観光客でにぎわっていました。

 

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エアポート・プラザ

+ チェンマイ空港そばのショッピング・モール<エアポート・プラザ>では、すでにクリスマス商戦がスタート!

 

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ほしはなビレッジ チェンマイ

+ チェンマイ市街地からクルマで30分少々の場所にあるゲストハウス<ほしはなビレッジ>。緑の芝生に落ちる木漏れ日を眺めながら、ゆったりと過ごしました。

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ほしはなビレッジ チェンマイ

+ <ほしはなビレッジ>に隣接する施設<バーンロムサイ>の子供たち。ソックスの形をした手作りのキーホルダーを売っています。彼らは一度も海を見たことがありません。だから、みんなでお金を貯めて海を見に行くんだそうです。

<ほしはなビレッジ>の詳細はこちらをご覧ください。

緑豊かなチェンマイ郊外ののどかなリゾートで羽根を伸ばす

 

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チェンマイ

+ <ほしはなビレッジ>から歩いて10分ほどの場所にある、通称「グランド・キャニオン」。地元の人の密かな観光名所になっているようです。日曜日ということもあって、にぎわっていました。

 

 

メーヒア市場

メーヒア市場

+ <ほしはなビレッジ>からチェンマイ中心部へ戻る道すがらにある<メーヒア市場>。ローカル色たっぷりで、珍しい果物や菓子も売っていました。

 

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チェンマイ

+ ふと迷い込んだ旧市街のお寺。小学校を併設しているようです。ちょうど掃除時間で生徒たちが境内に出ていました(さぼっている子もチラホラ)。

 

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チェンマイ

+ 旧市街の北側のエリアは、楽器や中古家電、エンジンのパーツなどを売る店が並んでいます。観光客向けではありませんが、地元の人の暮らしぶりがよくわかります。

 

 

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フエン・ペン

+ 旧市街随一の人気店<フアン・ペン>は北部タイ料理の店。女性誌にたびたび取り上げられたせいか、日本人の姿も多く見かけますが、ここ最近は中国人のグループが目立ちます。昼はカジュアルな食堂。夜はシックなレストランに(なるそうです)。

 

チェンマイ

+ 路傍でゲームに興じるおじさんは昼夜かかわらずよく見かけます。のんびりしてますねぇ。

 

チェンマイ

+ 旧市街ではストリート・ペインティングも結構見かけます。芸術学部を擁するチェンマイ大学の学生の仕業でしょうか?

 

チェンマイ

+ ラーチャダムヌン通りにある瀟洒な建物はずっと空き家でしたが、ゲスト・ハウスが入ったようです。

 

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チェンマイ

+ ゾウをモチーフにした雑貨を多く取りそろえたショップ<Supachet Studio>。オーナーはアーティストで、ショップの奥はアトリエになっていました。

 

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チェンマイ

+ お寺が多いことから京都も引き合いに出されるチェンマイ。それぞれのお寺に特色があります。本堂では熱心に祈りを捧げる人々の姿が。

 

 

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2月までがベスト・シーズン。チェンマイ・ツアーのお申込み、お問い合わせはこちらから。

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その味にハマる人が続出!のソムタム

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タイ人にも日本人にも大人気のタイ料理、それは『ソムタム』。完熟前の青パパイヤを細切りにし、とうがらしや干し海老、トマト、ピーナッツ、長ささげなどと一緒に和えたサラダです。材料をクロックと呼ばれる石臼に入れ、トントントントン叩いて出来上がり! 日本では青いままのパパイヤを食べる習慣がないので、不思議な感覚ですが、甘酸っぱい爽やかな味が、常夏の国タイで食べるととっても美味しいんですよ。

ソムタムにもたくさん種類があって、沢蟹が入った『ソムタムプー』や、お魚の入った『ソムタムプラー』、塩漬け卵が入った『ソムタムカイケム』などなど、具によって様々な顔を見せてくれるところも魅力的です。

ソムタムを作る際に欠かせない石臼=クロックをお土産に買って帰る人もいるくらい、ソムタムには良い意味で中毒性があるのかもしれません。ちなみに、クロックは『チャトチャックウィークエンドマーケット』で買うことができます。

ちなみに、辛さは・・・と言うと、ものすごく辛いです。クロックで叩くことによって、トウガラシが細かくなるので、種が飛び散らばり、ソムタム全体を辛さが襲います。辛いのが苦手な方は、注文時に「マイペッ(辛くしないでね)」と一言伝えるのを忘れずに! 屋台なんかではクロックを洗わずに次の注文時にも使うので、唐辛子がクロックの中に残っていて、結局辛い・・・なんてことも。本場の辛さを経験してみるのもいいかも(!?)。

さて、タイ人だけでなく、外国人や、老若男女みんなに愛されているソムタムですが、タイにはなんと専門もあるんです。日本では食べる機会がなかないので、タイに来たらぜひ本場のソムタムを味わっていただきたいです。ソムタムはとてもポピュラーなメニューなので、カジュアルなレストランから高級店まで、だいたいどんなお店にもありますよ。

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AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

ルーシーダットンAngSanaのWebサイト
www.facebook.com/rusieduttonAngSana

AKIKO オフィシャルブログ RUN! AKT! RUN!
http://www.ameblo.jp/a-k-i-t-y/

贈り贈られるタイの年末商戦
かつての主役はウイスキーでしたが・・・

バンコク タイのコト・モノ事情

 

11月の後半に入るとタイでもクリスマスの飾りつけがはじまる。クーラーがガンガンにきいたデパートで見る巨大なクリスマスツリー。タイに来た当初はかなり違和感を覚えた。日中の温度が30度前後。多少涼しくなったとはいえ「クリスマス」という気温ではない。

日本人としての季節感と現実のギャップに脳の情報処理が追いつかない感じだった。

そしてクリスマスの飾りつけと同時にはじまるのが年末商戦だ。日本のお歳暮と同じように、お世話になった方へ贈り物をする習慣がタイにもある。ただ違うのは贈り合う期間が年始まで続くこと。そして大概、贈り先へ代表者がお伺いして手渡しすることだろうか。日本のように宅配便がないとはいえ、タイの方が昔ながらなのである。

だから12月になるとこちらから挨拶に伺ったり、また逆にご挨拶の訪問が増えたりと普段以上に忙しくなる。それがタイの12月なのだ。

そしてタイの年末ギフトの定番と言えばギフト・バスケット。篭に入った盛り合わせである。お菓子やジャム、インスタントコーヒーなど食料品の詰め合わせが一番多い。

高級感のある輸入菓子などを入れ込みながら、いかに見栄え良く篭に詰め合わせるか? それが売り場の担当者の腕の見せどころなのだろう。売り場の隅でギフト・バスケット作りに四苦八苦している風景はこの季節ならではである。

そして価格は日本の松竹梅じゃないが、3段階ぐらいに分かれている場合が多い。1000バーツ以下、1500バーツ前後、2000バーツぐらいの価格が一般的だろうか。

数年前まではギフト・バスケットの主役は高級ウイスキーだった。今ではアルコール販売時間の規制が厳しくなって全く見かけなくなってしまった。その代わりに篭に鎮座しているのは「ツバメの巣」など高級健康食品だ。

酒より健康食品。これも時代の流れなのだろうか。生活が豊かになると、そうところにも変化が表れてくるのだろう。

酒好きにとっては年末の楽しみが減ってちょっと寂しいが喜ぶべきことなのかもしれない。

 

タイのモノ・コト事情

+ きれいにラッピングされたギフト・バスケット。食品は根強い人気のようですね。

 

中村蒸一 Profile

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世界遺産に見る
フォトジェニックな「廃墟の美」

ワット・マハタート アユタヤ

<ワット・マハタート>に残る仏頭。生命力あふれる木が抱きかかえているように見えます

 

アユタヤ王朝の繁栄と滅亡

アユタヤの地に都が置かれたのは1351年から1767年までの417年間です。16世紀半ばには一時的にビルマの軍門に下り属国となったものの、1584年には独立を回復。それ以降は、ヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として繁栄しました。沼津出身の日本人、山田長政がアユタヤ王朝の官吏の最高位に上り詰めたのは17世紀初頭のこと。アユタヤは、長政のような日本人以外にもオランダ人、フランス人、ポルトガル人、ベトナム人、中国人が闊歩するメトロポリスで、当時の人口はタイ人よりも外国人の方が多かったそうです。
アユタヤ王朝がその歴史に幕を降ろしたのは、1767年4月のこと。ビルマの侵攻によるものです。無条件降伏を求めるビルマ軍は、アユタヤの街を徹底的に破壊しました。タークシン(のちのトンブリー王)によって、同年中にタイ国内のビルマ勢力はほぼ一掃されますが、タークシンはアユタヤの荒廃ぶりに復興を断念し、バンコクへの遷都を決意します。

 

世界遺産だけではない魅力がいっぱい

アユタヤ歴史公園とその周辺の遺跡群は1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。公園内の寺院は破壊され、仏像の頭は地に落ち、仏塔は傾いたまま。そんな廃墟の間を縫って歩くと、寂寥感がこみ上げて来るとともに、バンコクの壮麗な寺院にはない「廃墟の美」とも言える独特の美しさに心打たれます。そして、きっとその光景を写真に焼き付けたくなるはず。
遺跡群のほかにも、世界各国の建築様式を模した夏の離宮<バンパイン宮殿>や、地元の人々の崇敬を集める「縁起のよい寺」、名物の手長エビ料理のレストランなど、バンコクから日帰りで楽しむのにちょうどいいスポットがアユタヤ・エリアにはそろっていますよ。

 

ワット・マハタート Wat Mahathat

13世紀に創建された寺院。かつては黄金色に輝いていたと伝えられますが、ビルマの侵攻によって無惨な姿に。1956年の修復時には地下室より宝物が発見され、チャオサムプラヤー国立博物館に収蔵されました。

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ワット・プラ・シー・サンペット Wat Phra Si Sanphet

1491年に創建された王室専用寺院。3つの仏塔にはそれぞれアユタヤ王朝の3人の王の遺骨が納められています。高さ16mの黄金の仏像が安置されていましたが、ビルマ軍に破壊されてしまいました。日没後はライトアップ実施。

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ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット Wihan Phra Mongkhon Bophit

高さ17mのブロンズ製仏像はタイ最大。1951年に修理した際、この仏像の体内から何百もの小さな仏像が発見されました。ウィハーンとは礼拝堂のこと。現在のものはビルマからも寄付を受けて、1956年に復元されたものです。

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ワット・ロカヤ・スタ Wat Lokaya Sutha

高さ5m、全長28mの寝釈迦仏が、草原の中で悠然と横たわっています。寺院などはビルマに破壊されてしまいましたが、実は寝釈迦仏も1956年に復元されたもの。なかなか味のあるユーモラスな表情をしています。

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ワット・ヤイ・チャイ・モンコン Wat Yai Chai Mongkon

そびえ立つ72mの仏塔は、1592年に19代ナレスワン王が、一騎打ちでビルマの王子に勝利したことを記念して建てられたものです。なんと象に乗って戦ったそうです。塔の周りには仏座像や寝釈迦仏が置かれています。仏塔のテラスには上ることができますよ。

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ワット・パナンチューン Wat Phananchoeng

アユタヤへ遷都する以前の1324年に建立。「縁起がいい寺院」として地元の人々の絶大なる信仰を集めています。そのわけは、再三に及んだビルマ軍の攻撃をかいくぐり奇跡的に残ったからだからだそうです。ほかには見られない中国風の装飾が施されているのもおもしろいですね。

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そのほかの見どころ

バンパイン宮殿 アユタヤ

バンパイン宮殿 アユタヤ

国王の夏の離宮<バンパイン宮殿 Bang Pa-in Summer Palace>では、タイ様式、中国様式はもちろん、ギリシア様式、スイスのシャレー様式、イギリスのゴシック様式など、さまざまな建築スタイルが見られます。現在も国王の住居、レセプション会場として使用

 

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ペー・クルン・カオ 手長エビ アユタヤ

アユタヤの名物は手長エビ。レストラン<ペー・クルン・カオ Phae Krung Kao>では、手長エビのガーリック炒め(小250バーツ)など、手頃な値段で楽しむことができます。そのほか、メニューにはオーソドックスなタイ料理が一通りそろっています

 

27_elephant エレファント・キャンプ アユタヤ

ゾウの背中から遺跡見物はいかが? アユタヤ歴史公園内にある<アユタヤ・エレファント・キャンプ>では、ゾウに乗ったり餌をやったりできるほか、敷地の外をゾウに乗ったまま歩けます。アユタヤの王さまになった気分が味わえますね。

 

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ワット・マハタート Wat Mahathat
Open Hour
8:00〜18:00
Entrance Fee
50バーツ

ワット・プラ・シー・サンペット Wat Phra Si Sanphet
Open Hour
7:00〜18:00
Entrance Fee
50バーツ

ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット Wihan Phra Mongkhon Bophit
Open Hour
8:30〜16:30
Entrance Fee
なし

ワット・ロカヤ・スタ Wat Lokaya Sutha
Open Hour
常時見学可能
Entrance Fee
なし

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン Wat Yai Chai Mongkon
Open Hour
8:00〜17:00
Entrance Fee
20バーツ

ワット・パナンチューン Wat Phananchoeng
Open Hour
8:00〜17:00
Entrance Fee
20バーツ


バンパイン宮殿 Bang Pa-in Summer Palace
Open Hour
8:00〜15:45
Entrance Fee
100バーツ

お問い合わせ

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屋台にチャレンジするその前に!

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タイに来たら、ぜひ地元の人が食べる屋台での食事にチャレンジしてもらいたいところですが、「衛生面が心配だ」とか、「頼み方が分からない」と言った声をよく聞きます。そんな方にオススメしたいのが、フードコートです。日本でフードコートと言うと、スーパーやショッピングセンター内にある、お手頃価格で食べられる簡単料理・・・と言ったイメージではないでしょうか?

ここタイにも、たっくさんのフードコートがあります。・・・が、日本のそれとは違い、素敵な雰囲気のなか、本格的なタイ料理を安く気軽に楽しめる・・・そんなところなんです。本店が屋台の名店と言ったお店が出店していたり、スウィーツやフルーツ・スムージーなど、甘いものもあるんですよ。またタイ料理以外にも、和食やイタリアン、インドに中華と、とにかくたくさんの屋台が大集合したフードコート。暑い中、衛生面を気にしながら食べる屋台と違い、エアコンが効いた室内で色々な種類の料理を食べることが出来るので、地元のタイ人はもちろん、在住日本人や旅行者にも大人気です。

高級デパートの<サイアム・パラゴン>や<エンポリアム>、旅行者に人気のデパート<MBK>、地元の人がよく行く大型スーパーマーケットの<ビッグC>などなど、ありとあらゆる商業施設にフードコートがあります。なかでも、オススメはBTSアソーク駅直結の最新ショッピングセンター<ターミナル21>です。ここは名前の通り、空港のターミナルをイメージした造りで、日本やイギリス、アメリカにトルコなど、各階がそれぞれの国のモチーフとなっており、ウィンドウ・ショッピングだけでも楽しめます。

肝心のフードコート『PIER21』のオススメポイントは、サンフランシスコの港がモチーフのかわいらしい内装とお手頃価格です。タイのフードコートは値段がピンキリで、1食だいたい30~200バーツくらいです。ここ『PIER21』は、清潔で雰囲気が良いうえにお値段もステキ。例えば、クイッティアオ(タイ風ヌードル)やカオパット(タイ風チャーハン)は30-50バーツほどです。

最後に、フードコートの注意点をお話しましょう。だいたいどこのフードコートも、現金は受け付けていません。クーポンを販売するカウンターがあるので、100~200バーツほどのクーポンを買い、お好みのお店に行って注文するのです。店先に写真や現物があるので、言葉に不安があっでも指で指せば大丈夫! クーポンの金額を使いきれなかった場合は、換金してもらえるので、食事が終わったら忘れずにクーポン・カウンターへ。気軽に屋台気分を楽しめるフードコート、ぜひ行ってみてくださいね。

 

ターミナル21 バンコク

ターミナル21 バンコク

お店の場所はこちら—-> 美味タイMAP

 

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AKIKO

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タイを舞台に勃発した
コンビニ大戦争!

ローソン外観

タイでは企業の製品名が一般名称として浸透し、通常の会話で使われることが多い。「マ・マー」といえば即席麺、「コフィメイト」とはコーヒークリームパウダー、「メックス」はステープラーのことである。

またタイで「セブン」といえばコンビニエンス・ストアのことを意味する。「ラーン・カイコォーン・プゥート・イシップシー・チュモン(24時間営業のお店)」という言い方ももちろんある。でもテレビや新聞以外ではほとんど使われることがない。日本人がコンビニエンス・ストアを「コンビニ」と呼ぶのと同じ感覚だろうか。

タイでコンビニを意味する「セブン」という言葉。これは言うまでもなく『セブン・イレブン』の「セブン」から来ている。その『セブン・イレブン』をタイで最初に展開したのはタイの大手財閥、チャルーン・ポカパン・グループ. (CPグループ)だ。今年は店舗数が6800店舗を超え、タイでコンビニ業界の首位に立っている。

これを追うのが同じくタイの大手財閥サハ・パタナピブン・グループが展開する『108ショップ』である。その『108ショップ』が今年の3月から新たな展開をはじめた。日本のコンビニ大手、『ローソン』との共同会社『サハローソン』を設立。既存店を『ローソン108』へと改装し、順次『ローソン』ブランドでコンビニの展開を図っている。

『セブン』が圧勝だったタイのコンビニ業界。そこに突如現れた青い看板。店舗内で作るおにぎりや日本の和菓子、おでん、そしてUCCのコーヒー。タイの『ローソン』は日本ブランドで『セブン』を追撃する戦略のようだ。

一方『セブン』は自社ブランドの『セブンセレクト』を拡充。これまで以上にブランド力を高める戦略に出てきている。1993年にタイに進出してきた『ファミリーマート』は、『セブン』の陰に隠れて目立たない存在だった。しかし、『ローソン』の進出を機に新たなテコ入れを図る気配も出てきている。

いよいよタイもコンビニ戦国時代に突入なのか? 日本人としては『ローソン』に期待したい。ただ、おにぎりやおでんがタイ人に支持されるかは微妙な気がする。

よもぎもち

+ 『ローソン108』のよもぎ大福は、16バーツ(およそ50円)。タイ人にウケるか?

 

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+ おにぎりは、サケが29バーツ(およそ90円)、豚角煮は40バーツ(およそ120円)。タイでは決して安い値段ではありません。サイズが小さいのでいっそう割高感があるかも。

 

 

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タイ人が小食? いえいえ、真相は・・・

クッティアオ 

 

 

タイの屋台で何か料理を注文すると、日本人なら誰もが驚くのが、その「量の少なさ」です。

鶏のダシで炊かれたご飯に鶏肉が添えられたチキンライス『カオマンガイ』や、米粉で作られたタイ風ヌードル『クイッティアオ』(写真)、そのほか、ご飯にかけて食べるぶっかけ系のおかず(『ガパオ』『カイジアオ』)、中華風の玉子麺『バミー』などなど、どれをオーダーしたとしても、とてもじゃないけど1食だと量が少なくて、日本人には足りません。クイッティアオなんかを頼む時は、「替え玉」ならぬ、同じものをもう1食「おかわり」する人もいるくらいです。

これだけを見ると「タイ人は、小柄だからきっと少食なんだろうなぁ・・・」なんて思うかもしれませんね。しかし、ち・が・い・ま・す(笑)。タイの町中を歩くと分かると思いますが、どんな時間帯であっても、どんな場所であっても関係なく、タイ人はみな、おやつをモグモグ食べているんです。

例えば、ショッピングセンターで。洋服屋で店番をしている人でおやつを食べない人はまずいません。何でわかるのかって? お店が食べ物のニオイで溢れているから・・・です。タイ料理は1食の量が少ないので、おやつを食べることによって、ようやくお腹が満たされるのかもしれません。

タイの町中には、おやつの屋台がたくさんあるのに気付くと思います。甘いスウィーツはもちろん、イサーン(タイ東北部)名物のソーセージ『サイクロン』や、鶏肉の炭火焼き『ガイヤーン』、豚肉の炭火焼き『コムヤーン』など、軽食系のおやつもいっぱいあります。

それに加え、フルーツ天国のタイには、マンゴーやパイナップル、マンゴスチン、スイカにパパイヤ、ココナッツなどなど、たくさんのフルーツがあります。スムージーや、カットフルーツの屋台もそこら中にあるので、おやつを買う環境が整い過ぎているんです(笑)。1食で足りなかったら、ぜひ色々な種類のタイ料理にチャレンジしてみてくださいね。

ガパオライス

屋台 タイ バンコク

 

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1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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デザインに浸るホテル Vol. 2 
シンプルだからこそ美しい生活

デザイン・ホテル バンコク メトロポリタン・バンコク

高層ビルが立ち並ぶビジネス街、サトーン通りから少し入った場所にあるため、静かな環境です

 

メイン・レストランが世界の注目を浴びる

ここ数年、世界の料理界から熱い視線を浴びているタイ料理店と言えば<ナーム Nahm>。オーストラリア人シェフ、デイヴィッド・トンプソンがロンドンにオープンした1号店は、タイ料理店としては初めてミシュランで星を獲得しました。また、『世界のレストラン・ベスト50』にも選出されています。トンプソンは、いまや失われつつあるタイの古い調理法に造詣が深く、さらに屋台料理までをも知りつくしています。彼が<ナーム>で提供している、タイで代々受け継がれて来た伝統的な料理を現代の感覚で甦らせた逸品の数々は、ほかの店では決して体験できないものです。

その後、よりオーセンティックなタイ料理を追究するトンプソンは、満を持してバンコクに出店。それが、今回ご紹介するホテル<メトロポリタン>の1階にあるメイン・レストランなのです。ロンドンの1号店は閉店し、トンプソンはバンコクに移住。今や、彼の生み出す料理はここでしか味わうことができません。

ナーム デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

ロビーの右手にある大きな戸の向こうが、バンコクでもっとも熱いレストラン<ナーム>

 

ファッション業界で磨いた感性

レストラン<ナーム>同様、ホテル<メトロポリタン>もイギリス生まれのホテル・ブランドです。経営するCOMOグループの創立者、クリスチャン・オンは「ボンド・ストリートの女王」とも異名をとったシンガポール人。「ボンド・ストリート」は言わずと知れたロンドンが誇る高級ショッピング街です。そのころの彼女は『ダナ・キャラン』や『ジョルジオ・アルマーニ』といったファッション・ブランドを取り扱う高級ブティックを経営していました。

ホテル経営に乗り出したのは、1991年のこと。ロンドンのベルグラビア地区に「デザイン・ホテルの先駆け」と称される<ザ・ハルキン The Halkin>を開業しました(現在は閉鎖)。気の合うファッション業界仲間たちと心行くまでくつろげる居心地の良いホテルが欲しかったというのが、その動機だそうです。

ファッション業界で育んだオンの美意識はバンコクの<メトロポリタン>にも息づいています。テーマは「タイムレスなデザイン」。ウッディな調度、マカウッドを使った床、ライムストーンに彩られた浴室など、素材感を生かした内装からもその思想を感じるとることができます。流行によって色あせることのない普遍的なデザインだからこそ、穏やかな気持でくつろぐことができるのです。

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク 

COMOグループのホテルはエコに配慮していることと、ロケーションも重視していることから、新築するのではなく既存の建物をリノベーションすることが多いそうです。<メトロポリタン・バンコク>も元はYMCA。ロフトが付いた人気の部屋『ペントハウス・スイート』(写真)は、当時体育館でした

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

『ペントハウス・スイート』のロフトには書斎と寝室があります。廊下の天窓からは自然光

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

その部屋もリビングに置かれているのはローテーブル。カーペットやクッションなど配色も絶妙

 

  シンプルだからこそ美しい生活を

スタイリッシュなだけではなく、ゲストのライフスタイルへの心配りが見えるのもこのホテルの特長です。各客室にはヨガ・マットが配されているほか、ヨガ・スタジオでは毎日無料でレッスンを受けることができます。もちろん、宿泊者はスポーツジムもご自由に。また、朝食も提供する<グロウ・レストラン Glow restaurant>では、オーガニック食材を使った料理や、天然ミネラルやビタミン、酵素をふんだんに含んだジュースも用意。健康志向の高い人々のニーズにもしっかり応えてくれます。

シャンプーやボディ・ソープなどのアメニティは、原材料から厳選して作られた、オリジナル・ブランド『COMO スパ』のアイテム。これらアメニティのほか、客室で使われている小物の一部はショップで購入可能。ホテルで味わった心地よさを自宅に持ち帰ることができます。

メトロポリタン・バンコク デザイン・ホテル

アメニティはオリジナル・ブランド『COMO Shambhala』のアイテムを採用しています

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク バンコク

<グロウ・レストラン>の店内ではウィート・グラスを栽培。摘んで青汁にして飲みます

 

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<グロウ>のスタッフ。ユニフォームは『コム・デ・ギャルソン』です

 

客室の造りから設備、サービスまで、シンプルななかに芯の通った美意識が感じられます。そこに惹かれリピーターになった方も多いことでしょう。ファッションやアートに関心のある方に特におすすめしたいホテルです。

 

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ラウンジスタイルの<メット・バー Met Bar>では、音楽やアートのイベントを開催

 

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Address
27 South Sathorn Road, Tungmahamek, Sathorn, Bangkok 10120
Phone
02-625-3455
Wifi
無料
Area (Nearest Train)
サートーン・エリア(MRT ルンピニ駅)
Tips
Web: http://www.comohotels.com/metropolitanbangkok

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かつては運河が張り巡らされた
「東洋のヴェネチア」バンコク

バンコク 運河

「天使の都」と言われるバンコクは「水の都」でもある。「東洋のヴェネチア」と呼ぶ人もいる。チャオプラヤ川下流のデルタ地帯にある地の利から、バンコク都内にはその昔、運河が縦横に張り巡らされていた。今の時代と違って車がなく、船で街の中を移動していた時代は、きっと優雅だったに違いない。ヴェネチアの風情がきっとあったのだろう。

都市化が進んだ今では、多くの運河が埋め立てられ道路になった。だからか、バンコクの路地は狭くて入り込んでいる。行き止まりになる路地が多い。それが運河の名残だと知る若い人はそう多くはない。

ただ運河がバンコクから全て消えたかというと実は違う。観光地として有名な水上マーケットは運河の中にあり、今でも庶民の生活を支える市場が設けられている。
また都市部であるスクンビットの路地の奥にも運河がまだひっそりと残っている。プラトナーム桟橋からラムカムヘンの郊外までを結ぶセンセープ運河がそれだ。

このセンセープ運河には乗り合いの水上ボートが庶民の足として活躍している。運河を走る水上ボートは車のように渋滞に巻き込まれる心配がない。朝晩、交通渋滞がひどいバンコクでは迅速に移動できる裏ワザ的な移動手段の一つでもある。

特に伊勢丹のあるセントラルワールドからスクンビット55(トンロー)周辺までの移動にはタクシーに乗るより早く、しかも安く移動できる(料金は距離によって8バーツから18バーツまで)。

ただし、運航時間が平日は午後8時まで、土日は午後7時までと夜中は利用できない。大雨や強風などの天候不良の際はすぐに運休になる。運河の中といえども、ボートは安全第一なのである。

またボートの乗り降りの際は多少の運動神経とバランス感覚も必要かもしれない。運河の水は周辺の生活汚水が流れ込んでいて、時に異臭を放っている。決して快適な交通手段ではないことも付け加えておく。

でも水上ボートはバンコクの庶民の足だ。ボートに乗って会社や学校に通う。ボートに乗って買物に出かける。東洋のヴェネチアと呼ばれた面影が運河の隅に今でも潜んでいる。バンコクはやっぱり面白い街だと思う。

バンコク タイ

+ 運河に面した家々では、花の鉢を置いたりデコレーションをつけたり、舟客の目を楽しませる試みも

 

中村蒸一 Profile

ph7

タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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