投稿者「exp-th_hasegawa」のアーカイブ

師走に振り返る
19回目のクーデター

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壁に掛ったカレンダーも残りは1枚。いよいよ今年最後の月がはじまった。終わりよければ全てよし。12月ぐらいはやり残しのないよう精一杯頑張ろうと毎年のように思う。しかし、12月はあっという間に過ぎる。気がつけば大晦日がやって来て、来年こそはと心を入れ替える自分がいる。果たして今年の12月はどうなるのだろうか?

日本ではまさかの解散総選挙が12月に行われる。ただでさえ忙しい師走に選挙をしなくてもと国外に住んでいても思う。しかし、安倍政権にしてみたら師走の忙しい時にやるからこそ地の利があると判断したのだろう。低投票率と論点のない選挙であっても、それは国民の審判となる。消費税増税とアベノミクスの評価を乞うにはちょっと荒っぽいやり方ではないかと個人的には思うのだが。

一方ここタイの政治環境はどうだろうか? 先月バンコク大学が行った世論調査ではプラユット軍事政権について「大変満足」「満足」と答えた人が57.3%と過半数を超えている。日経新聞が行った同時期の安倍政権の支持率は48%であることを考えるとタイの軍事政権の方が安定していると言えるかもしれない。

しかし思い起こせば2014年のタイは凄まじかった。去年の年末からはじまった反政府デモ隊による交差点の封鎖は年が明けても続いた。大きな動きがあったのはソンクランが明け5月に入った頃のことである。5月20日にタイ全土に戒厳令が出された。その3日後にクーデターが起きたのだ。当然ながらタイの政権が変わった。テレビが一日中静止画像の日が数日続いた。夜間外出禁止令も出された。一体これからタイはどうなるのだろうとタイに住む日本人として不安になった。

しかし、夜間外出禁止令が解除されると庶民の生活は普段通りにもどり、経済活動もクーデターが起きる前と全く変わらなかった。雨降って地固まるである。立憲革命以来19回目のクーデターがタイに起きたのである。タイの政治にはクーデターが不可欠であり、タイの人はクーデターに慣れている。不謹慎かもしれないがそう思った。

いよいよ2014年が終わろうとしている。2015年のカレンダーを手にしながら、来年はどうなるのだろうと思う。不思議と不安よりも期待の方が勝る。クーデターも軍事政権も決して悪いことばかりではない。2014年という1年を通して自分が学んだことだ。

 

 

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ph7 タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。 詳しくはこちらをクリック! インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

華やかな祭り「ロイクラトン」は
今年も悲喜こもごも

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11月5日。本来ならチェンマイへ出張しているはずだった。普段は簡単に取れる航空券が取れない。タイ国際航空もバンコク航空も満席。まさか、そんなはずは・・・・・・と目を疑った。しかし、カレンダーを見てやっと納得がいった。そうか6日は「ロイクラトン」だったか。

ロイクラトンとは陰暦12月の満月の夜に行われるタイの伝統的な行事である。バナナの葉や紙で作ったクラトン(灯籠)を、ロウソクや線香や花で美しく飾り、家の近くを流れる川に流すのが一般的である。しかし、川のない都市部では公園の池などに流す人も居る。日本の精霊流しの様な儀式だ。

元々は農民が今年一年の収穫をもたらしてくれた水の精霊に感謝する為に行っていた儀式である。今年一年の罪や汚れを水に流し、魂を浄めるという意味合いもあるようだ。

チェンマイで行われるロイクラトンは『イーペン祭り』とも呼ばれタイでは有名な祭りである。コムローイという熱気球を揚げるイーペン・サンサーイも同時期に行われ、全国ばかりか海外からも観光客が訪れる。仕事に振り回されてすっかりロイクラトンの事を忘れていたのは本当に情けなかった。タイ人なら絶対にありえないことだ。

何よりロイクラトンはタイ人にとって特別な日である。祭日ではないが、街中が艶めかしくなる。夫婦や恋人同士にとっては愛を確認し合う日でもあるからだ。日本のバレンタイン・デーの様な日なのである。

そんなロマンス溢れる伝統行事も実は良いことばかりではない。「テレビ工場が火災。被害は1億バーツ」「5人水死、花火で3人が負傷」「クラトン98万個回収」 今年のロイクラトンの翌日にはこんなニュースが世間を賑わした。ロイクラトンにつきものコムローイが原因の火災は毎年のように起きている。

今年タイの軍政は空港周辺でのコムローイを禁止する通達を出している。「違反した者は最高刑で死刑に処す」 確かに空港周辺でのコムローイは危険である。航空機の事故が起きれば国際問題にもなりかねない。軍政が規した極刑にはそれなりの危機感があったのだと思う。

水面を流れる優美なクラトン。そして天へ舞い上がるコムローイの幻想的な美しさ。文明と伝統文化の共存は決して難しいことではない。来年は今年の様な悲劇が起きない事を願うばかりである。

 

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「キンジェー」がやって来た
しかも今年2回目(涙)

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これが「キンジャー」のロゴマーク

台風一過。日本は日増しに秋らしくなっているのではないだろうか? 運動の秋、読書の秋、そして食欲の秋である。タイでも雨季が明けるこの季節になると、様々な果物が出回るようになる。暑さがやわらぎ屋台で食事をする人も増える。タイの11月は秋ではないが食欲かきたてられる季節であることは間違いない。 が、今年はちょっと例年と事情が違う。つい先日終わったかと思った「キンジェー」が、またまたやって来たのだ。キンジェーとは菜食週間のことである。太陰暦の9月1日から9日の9日間、中国系の人たちの間で行われる伝統行事なのだ。キンジェーの期間中は、肉、魚、タマゴなどの動物性食品はとらない。タイ料理に欠かせないナンプラーも駄目である。そしてニンニクやネギ類など匂いのきつい野菜も食べない。もちろん飲酒も賭博もなしである。体と心の毒素を排出することを目的とした伝統行事なのである。 そんなキンジェーの期間がなぜ今年は2回も来るのか? タイ人でさえも首をかしげる人は多い。よくよく調べると、その理由は太陰暦の閏月にあるようだ。太陰暦では3年に1回閏月が来る。今年はたまたま閏月が9月と10月の間にあり、9月が2回あることになっているのだ。だから9月1日から9日迄行うキンジェーも2回来ることになる。 まず1回目のキンジェーは9月24日から10月2日まで。そして2回目のキンジェーは10月24日から11月1日迄である。街中の食堂にも黄色のジェーの旗がまた並んでいる。タイの料理屋は心得たもので、ちゃんとキンジェー用のメニューを用意している。タイ国際航空やバンコクエアーでは、この期間中キンジェー仕様の機内食を食べる事もできる。近距離だとキンジェー仕様のカップ麺なことが多いが。それでもちゃんとキンジェーをフォローする姿勢は素晴らしいと思う。 一方、タイにある焼肉屋さんや日本食レストランはキンジェーに入ると売上に影響がでる。キンジェーは辛抱の9日間なのだ。そんな9日間が今年はなんと2回もある。今年は閏月のおかげで2度泣くことになりそうだ。

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「キンジャー」バージョンのカップ麺

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より自由に楽しく!
タイ社会に見る個人主義

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道端のモノ売り。路地のバイクタクシーの運転手。屋台のジュース屋さん。軒先の縫製職人や靴職人。流しの宝くじ売り。タイには日本で見かけない職業の人が沢山いる。

一見、彼らは呑気でのんびり、自由気ままに働いているように見える。でも実際は家族や田舎の両親の生活を支える為に一生懸命なのだ。しかし、だからといって悲壮感はない。その仕事が好きで、その仕事を楽しんでいる人が多い気がする。個人事業主だから休みたい時には休む。また何時から仕事をはじめて、何時に終わるかも自分で決められる。その辺の緩さがタイ人の気質に合っているのだろう。だからか? サラリーマンよりも個人事業主として何か仕事を見つけたいというタイ人は多い。お金に対する憧れよりも自由に対する憧れかもしれない。

大学を卒業しても就職せず、タクシーの運転手をしている若者も最近は多いらしい。タイのタクシーは個人タクシーがほとんどだ。タクシー用の車を買えない人は、タクシー会社からタクシー用の車を1日400バーツほどで借りて運転する。売上からレンタル代の400バーツとガソリン代を差し引いた金額が自分の取り分になる。週に何日働かなくてはいけないという決まりはない。2種免許とタクシー用の車を借りるお金、そして土地勘があればタクシードライバーになれる。なかには会社勤めをしながら、週末の休みだけタクシーの運転手という人もいる。これがタイのタクシー運転手という職業の実態なのだ。

さて、タイでは軍が政権を把握して5か月が過ぎようとしている。政治的な混乱は収まった。観光客も戻ってきて、街に活気を感じるようにもなった。でも景気回復の実感はイマイチといったところか?

10月の末にはハロウィーンがやってくる。息子が通う幼稚園ではハロウィーンの日、仮装して登校させてくださいと連絡があった。ここ数年、タイではハロウィーンを楽しむ人が確実に増えて来ている。仏教国のタイで祝うハロウィーンは何かチグハグな感じがする。でもタイ人はお化けやイベント事が大好きなのだ。皆が楽しめれば良いじゃない。そんな自由さもタイ人ならではの個人主義なんだろうか?

 
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決して侮ることなかれ
タイの占いは文化なのです

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コンビニへ行けば、「干支占い」の本も買うことができます。

 

「一度、占い師に見てもらった方がいい。」タイに来てから何度この言葉を聞いたことか。もちろん、そう助言してくれるのは心優しいタイ人である。タイ人は占いが大好きというより、占いを信じる民族だ。

大会社の社長や有名な政治家、軍高官になると顧問弁護士のごとく、お抱えの占い師が居る。日々のちょっとしたことから、人生の一大決心までも占い師に御伺いをたてるのが普通なのだ。タクシン前首相はタイだけでなく、ミャンマーにもお抱えの占い師が居ることで有名である。今でも事ある度にこの占い師のもとを訪れているようで、その動向が時にニュースに流れたりもする。ちなみにタクシン元首相が訪ねるミャンマーの占い師は通称イー・ティーと呼ばれる占い師だ。映画の『E.T.』の主人公である異星人にそっくりで、本人は全く喋らず、姉妹が通訳する。まずは占いの為に訪ねて来た人の財布に入っている紙幣の番号をずばり言い当て、当たらなかったらお金を受け取らないことでも有名な占い師である。

ところで自分の誕生日が何月何日かは誰もが知っている。しかし、自分が何曜日に生まれたかを知っている日本人は少ない。しかし、タイ人は皆自分が何曜日に生まれたかを知っている。なぜならタイでは曜日占いがとても盛んで、生まれた年と曜日で運勢を占うからだ。また男女間の相性もそれぞれの曜日が結構重要視される。だからタイでは「貴方は何曜日生まれですか?」と聞かれることが多い。その際に自分が何曜日生まれか答えらえないと、そんなはずはないと不思議な顔をされることになる。タイに住まれる方は自分が何曜日に生まれたかを前もって知っておいたほうが良いと思う。

曜日占いの他にも夢占いやトランプ占いなどもタイでは人気がある。また日本でもお馴染みの星座占いは日本人としてはちょっと複雑だ。自分の場合、日本では水瓶座だが、タイでは山羊座になる。12星座占いが主流の日本と違い、タイでは13星座占いが主流なのだ。だから星座占いに関しては水瓶座と山羊座のどちらを見るか悩む。結局、両方の内容を見て都合の良い方を軽く信じるようにしているが・・・・・・。

たかが占い。日本人はそう思う人が多い。しかし、ここタイでは占いは立派な文化であり信仰の一種なのである。タイで占いを馬鹿にすると、あなた自身が馬鹿にされることになるので要注意だ。

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この方こそ、タクシン元首相の占い師として著名な「イー・ティー」さん。

 

 

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「北方のバラ」、美しきチェンマイ

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チェンマイ ナイトバザール

+ 由緒正しい寺院が多く残る『旧市街』と、夜ごと露店が並びにぎわう『ナイト・バザール』。チェンマイの2つの顔を楽しみましょう

 

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2014年「イーペン・ランナー・インターナショナル」ツアー、現在募集中!!
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『イーペン・ランナー・インターナショナル』って『イーペン祭り』とどう違うの!?

チェンマイ郊外のゲストハウス<hoshihana village>でくつろぐ

【ギャラリー】2013年11月 チェンマイ

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心安らぐ落ち着いた趣の古都

13世紀末に成立したランナー王朝の都として栄えた街、チェンマイ。現在も古都の風格をたたえ、穏やかな空気を感じます。

雨期を終え、空気が澄み渡った11月のチェンマイは、『イーペン祭り』をはじめ、イベントも多く、また、郊外ではさまざまな花が開きます。

見どころいっぱいのチェンマイへご案内しましょう。

 

 

人々の篤い信仰を集める寺院

チェンマイにはおよそ120の寺院があると言われています。 旧市街には歩いてまわれる範囲に個性的な寺院が多く立っているので、ぜひカメラ片手に散策してみてください。

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+ 旧市街のほぼ中心に位置する<ワット・チェディ・ルアン>。地震により半壊しましたが、仏塔はかつては高さ86mあったそうです

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+ 仏塔には金色の仏像が安置されています

 

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+ ターペー通りにある<ワット・ブッパラーム>は、境内に動物のオブジェがおかれています。それらに混じって立つ某キャラクターで有名に(↓)

 

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+ 麺食うド●ルドらしきキャラクター

 

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+ チャルーン・プラテート通りの<ワット・チャイモンコン>ではタンブン(功徳)に勤しむ姿が見られます

 

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+ 魚などを川に放ち命を救う分、徳が高くなるというわけです

 

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+ <ワット・プラ・シン>(一番上の写真もこの寺院です)はチェンマイでもっとも格式が高い寺院のひとつ。休日は参拝の人が後を絶ちません

 

素晴らしい展望も楽しめる<ドイ・ステープ>

市街地から16kmの距離にある寺院<ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ>は、「ここに来なければチェンマイに来たことにはならない」と言われるほどの名所です。標高1080mからの眺望はチェンマイ随一です。

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+ チェディ(仏塔)の周囲に巡らされた回廊を回りながら参拝する人々

 

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+ あちこちにナーガ(蛇神)の像が見られます。建築と一体となったデザインがおもしろいですね

 

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+ チェディ周辺は金色の仏像が太陽の光を受けて輝いています

 

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+ 生まれた日の曜日によって異なる守り神。あらかじめ曜日を調べておきましょう。曜日ごとのお守りも販売しています

 

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+ 階段のほかにケーブルカー(20バーツ)で上がることもできます

 

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+ 寺院のテラスからはチェンマイ市街地を一望できます

 

 

スパイシーな名物料理を制覇しましょう

チェンマイの料理は、ビルマや中国雲南省の影響を受けています。名物の『カオ・ソーイ』もビルマから伝わって来た料理だそうです。カレー味のスープはやみつきになるおいしさ。タイ料理が苦手な方には、日本料理や洋食、中華など、世界各国のレストランがあるのでご安心を。

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+ 名店<ジャスト・カオ・ソーイ>のカオ・ソーイ。カレー味のスープは上品な感じ。具材の種類やスープの辛さ、麺の太さを選べます

 

チェンマイ ソーセージ

+ カオ・ソーイと並ぶ名物、チェンマイ・ソーセージ。ハーブたっぷりでスパイシー。クセのある味なのでお好みで

 

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+ 一軒家レストラン<ジンジャー>のタイ料理は、洗練されたマイルドな口当たり

 

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+ アヌサーン・マーケットには、物販の屋台のほか、シーフード・レストランも。お客が多い店に入れば間違いありません

 

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+ ステーキ・ハウスもいくつかありますが・・・。あまりおすすめはしません

 

 

夜も楽しいアトラクションがたくさん

露店が並ぶ『ナイト・バザール』以外にも、夜のお楽しみはたくさんあります。 白い虎が人気の<ナイト・サファリ>では、ジャズのイベントの会場にもなります。また、食事をしながらタイ北部の伝統芸能見物する『カントーク・ディナー』は、定番の観光名所として、人気を集めています。

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+ 『ナイト・バザール』で掘り出し物を探しましょう。安くてかわいい雑貨類がねらい目

 

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+ トラムに乗って草原を進む<ナイト・サファリ>。タイ人のお客さんの興奮ぶりが、おもしろい

 

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+ <ナイト・サファリ>のメリーゴーランド。レストランなども完備

 

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+ 『カントーク・ディナー』では、次から次に伝統芸能が披露されます。最後はお客さんもいっしょに踊ってフィナーレ

 

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+ 料理はランナー朝の宮廷料理。香辛料がきいた料理が多いです

 

 

豊かな自然に心洗われる

市街地からクルマで30分も行けば、緑に包まれた山にたどり着きます。ここでは、トレッキングやエコ・ツアーを楽しむ欧米人も多く見られます。オプショナル・ツアーを利用すれば、手軽にチェンマイの自然を満喫できますよ。首長族の村などを訪れるのもおすすめです。

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+ ガタゴトと進む牛車に乗って、の〜んびりと草原を散策しましょう

 

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+ エレファント・トレッキングは山を下り、川を渡り、冒険気分が味わえるイチオシのアクティビティ

 

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+ ゆったりと川を行くゾウたち。雄大な自然の一部になったかのような感覚が味わえます

 

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+ エレファント・キャンプでは、サッカーやお絵描きなど、ゾウによる芸が披露されます

 

 

 

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+ 滝のそばには「首長族」の村が。観光用に整備された村ですが、実際にここで暮らし、織物製品を製造しています

 

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+ 「首長」体験もあり。記念撮影にどうぞ

 

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クルマのナンバープレートには
いろいろな想いがこもっています

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バンコク陸運局のナンバー競売サイトより。9/14に開催されたオークションの模様。
http://lektabien.net/

 

タイに住みはじめて17年が過ぎた。久しぶりに日本へ帰ると思わぬ発見がある。なかでも御当地ナンバーなる自動車のナンバープレートには少しびっくりした。日本の空の玄関口である成田には成田ナンバーの車が走っている。そして7月に訪れた山梨県の河口湖では富士山ナンバーの車も見かけた。ネットで調べると、こんな御当地ナンバーが現在日本に19か所あり、今年の11月からは9か所増え、なんと28か所になるそうだ。

ちなみに山梨県の富士河口湖町の役場で見かけた2台の福祉バスは富士山ナンバーで番号は2台とも「2255」だった。フジゴコ(富士五湖)のゴロ合わせなのだと役場の職員の方が笑って教えてくれた。

今や日本では車のナンバー自体も条件があえば選べるらしい。緩くなったというか自由になったというか、そんな日本をちょっと羨ましく思った。

タイの場合、車のナンバープレートは各県ごとの管轄が基本である。番号に関しては所定の手数料を払うとリクエストが可能だ。しかし人気のある番号は競売制になっていてかなりの高額で取引される。

タイで縁起の良い数字は9だ。日本ではあんまり好まれない数字だが、タイでは一番人気があり続いて5や8を好む人が多い。9は進歩や発展を意味する「カーウ」と音が同じで縁起が良いとされているからだ。

バンコクの陸運局では「9999」と9が4つ並んだナンバープレートが競売に掛けられ1100万バーツ(約3330万円)で落札されたのが過去最高落札価格である。高級外車が数台も買える値段だ。タイのお金持ちの中には車のナンバーに車以上のお金を掛ける人がいる。周りが羨む番号を手に入れるのが金持ちとしてのステータスでもあるのだ。

またオークションで競り落としたナンバーには下地にイラストが描かれている。このイラストは各県ごとにデザインが違う。競売ナンバーには日本の御当地ナンバーのような意味合いもあるのかもしれない。

逆にタイで縁起が良くないとされる番号は0と6である。0は「消失」を意味する「スーン・ハーイ」のスーンと音が同じである。また6は「つまづく」を意味する「ホック・ロム」のホックと音が同じことから嫌われるらしい。

ちなみに結婚式やお店のオープニングなどの招待状に開始時間が9時9分と書かれている場合がある。これも9と0の縁起担ぎである。でも実際に9時9分に式や会がはじまるかは「???」であるが・・・・・・。

 

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雨季のバンコクの風物詩
バラエティ豊かな中秋節の月餅

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今、タイは雨季の真っ最中である。この時期の雨は量がとにかく多い。ひとたび降ると路地が洪水する。夕方の時間帯にそんな雨が降ると、ただでさえ酷い渋滞が、さらに酷くなる。そしてタクシーが捕まらない。普段、車で30分もかからない距離が3時間も掛ったという話もあるぐらいだ。移動は雨が降る前に。これがこの時期のバンコクの鉄則である。

さて、この季節のバンコクの風物詩と言えば月餅である。8月に入るとホテルやレストラン、そしてスーパーなどにこの月餅が登場しはじめる。なかでも『シャングリラ』や『マリオット』『オークラ』といった有名ホテルの特製月餅は毎年のように話題になる。贈答用として根強い人気があるのだ。

そんな高級品があるかと思えば、アイスでできた月餅や飲食チェーン店のオリジナル月餅などもある。なかでも『スターバックス』で売られているお馴染みのロゴが入った月餅はムーンケーキとも呼ばれ西洋人にも人気のようだ。スター(星)のお店がムーン(月)のお菓子を売る遊び心が受けているらしい。

さてこの月餅。もともとは中国のお菓子である。中国では「中秋節」である旧暦の8月15日に月餅を家族で食べたり、親しい人に贈り合ったりする伝統がある。そんな中国の昔ながらの習慣がここタイにも根付いているのだ。面白い事に華僑以外の人でも月餅を贈り合うし、好んで食べる。日本のバレンタインの様な感覚なのだろうか?

私はバンコクに来てはじめてこの月餅の存在を知った。日本では見たことも、食べた事もなかった。だから最初に月餅を食べた時はびっくりした。ちょっと堅めの饅頭だろうと思って口にしたら、中にアヒルの玉子の塩漬けが入っていたのだ。自分が想像していた味とは全く違っていたのである。

そんな事もあって、あんまり月餅が好きじゃない。アヒルの玉子の塩漬けではなく蓮の実の餡子が入った月餅もある。しかし、それでも正直月餅をおいしいと思ったことは一度もない。どちからというと苦手なお菓子だ。中秋節は日本の十五夜さん。日本人としては、やっぱり月見団子である。月を見上げながら家族みんなで頬張ったあの団子の味がどうしても忘れられないのだ。

 

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デザインに浸るホテル Vol.3
住宅街のウイットに富んだ隠れ家

バンコク テンフェイス デザイン ホテル

ロビーの壁面に描かれた魔王トサカン。「魔王」にしてはユーモアを感じるタッチ。

 

このホテルは一筋縄ではいかない

にぎやかなプルンチット通りから一歩入ったソイ・ルアムルディは、新しいビルやホテルが建ち並ぶ落ち着いた通りです。そこからソイ2に進むと閑静な住宅街。プルンチット通りの喧噪が嘘のような静けさが漂ってます。今回訪れる<テンフェイス>は、そのソイ2の突き当たりに位置しています。茶色を基調とした外観には特別目立つようなデザインは見られませんが、階段を上りエントランスまで足を運べば、ほかのホテルとは明らかに違う個性をもっていることがわかるはず。そこで待っているのは、透明なガラスのドアではなく、錆びが入った鉄の扉なのですから。

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鉄の扉にはホテルのシンボルマークが。この先にユニークな空間が広がっています。

 

テンフェイス バンコク デザイン ホテル

デザイン性とリラックスした空気感の両立が可能なのは、こんなオブジェにも見られる遊び心のおかげです。

 

感性と知性が均衡するクリエイティヴ空間

「テンフェイス」とは、タイの国民的な叙事詩『ラーマキエン』のなかでシータという絶世の美女をめぐりラマ王と争う魔王トサカンに由来するそうです。ホテルのバー、<シータ・バー>はこの美女にちなんでいるのですね。トサカンは10の顔(10 faces = テンフェイス)と20の腕をもっています。転じて、すべてを見通す10対の目とものをかたちづくる20の腕を備えた、クリエイティビティを象徴する存在として、このホテルで再生しました。インテリアの随所にトサカンが描かれていますが、そのタッチからは、タイの伝統とモダニズムを股にかけたポップな感性が垣間見られます。トータルでホテルのデザインを手掛けたのは、タイでもっともホットな建築会社の一つ、IAW。トンローにあるファッションビル、<プレイグラウンド>や、バンコクに6店舗を展開する<グレイハウンド・カフェ>などのデザインで知られています。そのれらの経験を生かし、<テンフェイス>では、壁面に描かれたグラフィックと立体のオブジェをうまく組み合わせることによって、アーティスティックな空間を作り出しています。

テンフェイス バンコク デザイン ホテル

オブジェを配したレストラン『ワナラ』は、まるでアート・ギャラリーのような雰囲気。照明のデザインも凝っています。

 

テンフェイス デザイン ホテル バンコク

テンフェイス バンコク デザイン ホテル

ロビーに描かれたゾウもそうですが、随所に動物をモチーフにしたグラフィックが目につきます。神話の世界への案内人でしょうか。

 

テンフェイス デザイン ホテル

『ツー・ベッドルーム・スイート』の寝室。スタンドなど調度はシンプル&スタイリッシュ。

 

「5つ星クラス」を標榜するサービスも注目

インテリア・デザインだけではなく、設備も申し分ありません。79ある客室はすべて広々としたスイーツ仕様。18.5mのスイミング・プールやフィットネス・ジムもあります。前述の<シータ・バー>はDJブースを備え、心地よい音楽とともにオリジナル・カクテルを楽しめます。また、レストラン、<ワナラ・イートリー>では、西洋料理とタイ料理のフュージョンによる創作料理を提供。ワインの品揃えも自慢の一つです。プルンチット駅とホテルを結ぶシャトル・サービスも便利ですが、おもしろいのはチェックイン時に渡される『トサカンズ・ハート・ボックス』。中には、バスルーム用のアメニティのほか、BTSのプリペイド・カード、モバイルフォンで使えるSIMカード、iPod nano、おすすめスポットを掲載したマップなどが入っています。これらのキットは、まさに自分専用のコンシェルジュとして役に立ってくれることでしょう。

バンコク ホテル テンフェイス

最上級の客室『テンフェイス・スイート』は142㎡の広さ。リビングは壁を黄色にペイントしポップな印象ですが、ベッドルームはブラウンが基調でまた違ったムード。

 

3 One Bedroom

『ワン・ベッドルーム・スイート』は目が覚めるような赤が基調ですが、照明の効果で落ち着いた雰囲気に。

 

3 Sita bar

<シータ・バー>の名物カクテルは8種のリキュールをミックスした『ラヴローン・トサカン』。ぜひお試しあれ。

 

テンフェイス デザイン ホテル バンコク

<シータ・バー>の営業時間は深夜の1:00まで。夜を彩る音楽はDJ PIPEKの選曲によるものです。

 

テンフェイス デザイン ホテル バンコク

『トサカンズ・ハート・ボックス』に入っているiPod nanoには、<シータ・バー>のDJがセレクトした音楽も収録。

 

テンフェイス デザイン ホテル バンコク

送迎サービスを使えば、BTSのプルンチット駅まで2分で到着します。

 

2ベッドルームの部屋にはキッチンも付いており、長期滞在用のサービス・アパートメントとしての機能もバッチリです。数週間滞在して、ホテルのデザインにこめられたコンセプトやストーリーをゆっくりと吟味し、自らの感性を磨く。そんな贅沢な旅をしたくなるホテルです。

6 Building at night

 

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Address
81 Soi Ruamrudee, Wireless Rd., Bangrak 10330
Phone
02-695-4242
Wifi
無料
Area (Nearest Train)
プルンチット・エリア(BTS プルンチット駅)
Tips
www.tenfacebangkok.com/

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タイの『料理の鉄人』が腕を振るう
セレブな一軒家レストラン

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みなさん、こんにちは。

雨季真っ只中のバンコクですが、今年は異常気象なのか、朝夕決まった時間にドバーッとスコールが降っては上がるといったいつものパターンではなく、雨が降りたい時に降りたいだけ降る・・・・・・という、予測のつかない降り方となっています。

そんな季節は、オープンエアのレストランでの食事は避けたいものです。そこで今回は、室内でも十分に楽しめる、雰囲気、料理、サービス、パフォーマンスにいたるまで、すべてにこだわりが見られるレストラン<ISSAYA Siamese Club イサヤ・サイアミーズ・クラブ>をご紹介したいと思います。ちなみに、こちらはオープンエアのお席もありますので、自然に囲まれて食事を楽しみたい方は外の席をチョイスしてみてください。

この店は、タイ料理界でNo.1の名声と実力を誇るシェフ、イアン・キティチャイ氏を抜きにしては語れません。タイでも大人気のテレビ番組『料理の鉄人』に出演し、バンコクのほかにもアメリカやヨーロッパに店を構える実力派です。

築100年の一軒家を改装して作られた店内は、とてもカラフル!! でも、どこか落ち着く・・・・・・そんな独特の雰囲気を醸し出しています。食器類にもこだわりを見られ、ゲーン(スープ類)を入れるお椀はチェンマイに本店を構える人気店<GINGER ジンジャー>のもの。御飯(白米、玄米)の容器は日本の茶筒を思わせるような珍しい器です。細部にいたるまで趣向が凝らされ、料理が出てくるまでの時間をも楽しむことができるレストランです。

気になるお料理は、タイの宮廷料理に独自のアレンジを加えた創作タイ料理で、目で楽しみ、舌で楽しみ、余韻まで楽しむことの出来る「これぞ、エンタテインメント!」と言ったところです。お値段は、タイのセレブが通い詰めるだけあって、高級タイ料理店と呼ばれる部類ですが、お料理をサーブするときのパフォーマンスやスタッフのレベルの高さを考えると、リーズナブルかもしれません。

いつものタイ料理に飽きた時や、大切な記念日、お客様の接待時など、スペシャルな時にぜひ訪れたいレストランです。

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AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

ルーシーダットンを通じて日タイを結ぶプロジェクト「RUSIEstyle」
www.rusiestyle.com
所属事務所Yoshie Incのホームページ
http://www.yoshieinc.co.jp/