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タイ人が小食? いえいえ、真相は・・・

クッティアオ 

 

 

タイの屋台で何か料理を注文すると、日本人なら誰もが驚くのが、その「量の少なさ」です。

鶏のダシで炊かれたご飯に鶏肉が添えられたチキンライス『カオマンガイ』や、米粉で作られたタイ風ヌードル『クイッティアオ』(写真)、そのほか、ご飯にかけて食べるぶっかけ系のおかず(『ガパオ』『カイジアオ』)、中華風の玉子麺『バミー』などなど、どれをオーダーしたとしても、とてもじゃないけど1食だと量が少なくて、日本人には足りません。クイッティアオなんかを頼む時は、「替え玉」ならぬ、同じものをもう1食「おかわり」する人もいるくらいです。

これだけを見ると「タイ人は、小柄だからきっと少食なんだろうなぁ・・・」なんて思うかもしれませんね。しかし、ち・が・い・ま・す(笑)。タイの町中を歩くと分かると思いますが、どんな時間帯であっても、どんな場所であっても関係なく、タイ人はみな、おやつをモグモグ食べているんです。

例えば、ショッピングセンターで。洋服屋で店番をしている人でおやつを食べない人はまずいません。何でわかるのかって? お店が食べ物のニオイで溢れているから・・・です。タイ料理は1食の量が少ないので、おやつを食べることによって、ようやくお腹が満たされるのかもしれません。

タイの町中には、おやつの屋台がたくさんあるのに気付くと思います。甘いスウィーツはもちろん、イサーン(タイ東北部)名物のソーセージ『サイクロン』や、鶏肉の炭火焼き『ガイヤーン』、豚肉の炭火焼き『コムヤーン』など、軽食系のおやつもいっぱいあります。

それに加え、フルーツ天国のタイには、マンゴーやパイナップル、マンゴスチン、スイカにパパイヤ、ココナッツなどなど、たくさんのフルーツがあります。スムージーや、カットフルーツの屋台もそこら中にあるので、おやつを買う環境が整い過ぎているんです(笑)。1食で足りなかったら、ぜひ色々な種類のタイ料理にチャレンジしてみてくださいね。

ガパオライス

屋台 タイ バンコク

 

AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

ルーシーダットンAngSanaのWebサイト
www.facebook.com/rusieduttonAngSana

AKIKO オフィシャルブログ RUN! AKT! RUN!
http://www.ameblo.jp/a-k-i-t-y/

デザインに浸るホテル Vol. 2 
シンプルだからこそ美しい生活

デザイン・ホテル バンコク メトロポリタン・バンコク

高層ビルが立ち並ぶビジネス街、サトーン通りから少し入った場所にあるため、静かな環境です

 

メイン・レストランが世界の注目を浴びる

ここ数年、世界の料理界から熱い視線を浴びているタイ料理店と言えば<ナーム Nahm>。オーストラリア人シェフ、デイヴィッド・トンプソンがロンドンにオープンした1号店は、タイ料理店としては初めてミシュランで星を獲得しました。また、『世界のレストラン・ベスト50』にも選出されています。トンプソンは、いまや失われつつあるタイの古い調理法に造詣が深く、さらに屋台料理までをも知りつくしています。彼が<ナーム>で提供している、タイで代々受け継がれて来た伝統的な料理を現代の感覚で甦らせた逸品の数々は、ほかの店では決して体験できないものです。

その後、よりオーセンティックなタイ料理を追究するトンプソンは、満を持してバンコクに出店。それが、今回ご紹介するホテル<メトロポリタン>の1階にあるメイン・レストランなのです。ロンドンの1号店は閉店し、トンプソンはバンコクに移住。今や、彼の生み出す料理はここでしか味わうことができません。

ナーム デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

ロビーの右手にある大きな戸の向こうが、バンコクでもっとも熱いレストラン<ナーム>

 

ファッション業界で磨いた感性

レストラン<ナーム>同様、ホテル<メトロポリタン>もイギリス生まれのホテル・ブランドです。経営するCOMOグループの創立者、クリスチャン・オンは「ボンド・ストリートの女王」とも異名をとったシンガポール人。「ボンド・ストリート」は言わずと知れたロンドンが誇る高級ショッピング街です。そのころの彼女は『ダナ・キャラン』や『ジョルジオ・アルマーニ』といったファッション・ブランドを取り扱う高級ブティックを経営していました。

ホテル経営に乗り出したのは、1991年のこと。ロンドンのベルグラビア地区に「デザイン・ホテルの先駆け」と称される<ザ・ハルキン The Halkin>を開業しました(現在は閉鎖)。気の合うファッション業界仲間たちと心行くまでくつろげる居心地の良いホテルが欲しかったというのが、その動機だそうです。

ファッション業界で育んだオンの美意識はバンコクの<メトロポリタン>にも息づいています。テーマは「タイムレスなデザイン」。ウッディな調度、マカウッドを使った床、ライムストーンに彩られた浴室など、素材感を生かした内装からもその思想を感じるとることができます。流行によって色あせることのない普遍的なデザインだからこそ、穏やかな気持でくつろぐことができるのです。

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク 

COMOグループのホテルはエコに配慮していることと、ロケーションも重視していることから、新築するのではなく既存の建物をリノベーションすることが多いそうです。<メトロポリタン・バンコク>も元はYMCA。ロフトが付いた人気の部屋『ペントハウス・スイート』(写真)は、当時体育館でした

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

『ペントハウス・スイート』のロフトには書斎と寝室があります。廊下の天窓からは自然光

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク

その部屋もリビングに置かれているのはローテーブル。カーペットやクッションなど配色も絶妙

 

  シンプルだからこそ美しい生活を

スタイリッシュなだけではなく、ゲストのライフスタイルへの心配りが見えるのもこのホテルの特長です。各客室にはヨガ・マットが配されているほか、ヨガ・スタジオでは毎日無料でレッスンを受けることができます。もちろん、宿泊者はスポーツジムもご自由に。また、朝食も提供する<グロウ・レストラン Glow restaurant>では、オーガニック食材を使った料理や、天然ミネラルやビタミン、酵素をふんだんに含んだジュースも用意。健康志向の高い人々のニーズにもしっかり応えてくれます。

シャンプーやボディ・ソープなどのアメニティは、原材料から厳選して作られた、オリジナル・ブランド『COMO スパ』のアイテム。これらアメニティのほか、客室で使われている小物の一部はショップで購入可能。ホテルで味わった心地よさを自宅に持ち帰ることができます。

メトロポリタン・バンコク デザイン・ホテル

アメニティはオリジナル・ブランド『COMO Shambhala』のアイテムを採用しています

 

デザイン・ホテル メトロポリタン・バンコク バンコク

<グロウ・レストラン>の店内ではウィート・グラスを栽培。摘んで青汁にして飲みます

 

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<グロウ>のスタッフ。ユニフォームは『コム・デ・ギャルソン』です

 

客室の造りから設備、サービスまで、シンプルななかに芯の通った美意識が感じられます。そこに惹かれリピーターになった方も多いことでしょう。ファッションやアートに関心のある方に特におすすめしたいホテルです。

 

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ラウンジスタイルの<メット・バー Met Bar>では、音楽やアートのイベントを開催

 

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Address
27 South Sathorn Road, Tungmahamek, Sathorn, Bangkok 10120
Phone
02-625-3455
Wifi
無料
Area (Nearest Train)
サートーン・エリア(MRT ルンピニ駅)
Tips
Web: http://www.comohotels.com/metropolitanbangkok

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かつては運河が張り巡らされた
「東洋のヴェネチア」バンコク

バンコク 運河

「天使の都」と言われるバンコクは「水の都」でもある。「東洋のヴェネチア」と呼ぶ人もいる。チャオプラヤ川下流のデルタ地帯にある地の利から、バンコク都内にはその昔、運河が縦横に張り巡らされていた。今の時代と違って車がなく、船で街の中を移動していた時代は、きっと優雅だったに違いない。ヴェネチアの風情がきっとあったのだろう。

都市化が進んだ今では、多くの運河が埋め立てられ道路になった。だからか、バンコクの路地は狭くて入り込んでいる。行き止まりになる路地が多い。それが運河の名残だと知る若い人はそう多くはない。

ただ運河がバンコクから全て消えたかというと実は違う。観光地として有名な水上マーケットは運河の中にあり、今でも庶民の生活を支える市場が設けられている。
また都市部であるスクンビットの路地の奥にも運河がまだひっそりと残っている。プラトナーム桟橋からラムカムヘンの郊外までを結ぶセンセープ運河がそれだ。

このセンセープ運河には乗り合いの水上ボートが庶民の足として活躍している。運河を走る水上ボートは車のように渋滞に巻き込まれる心配がない。朝晩、交通渋滞がひどいバンコクでは迅速に移動できる裏ワザ的な移動手段の一つでもある。

特に伊勢丹のあるセントラルワールドからスクンビット55(トンロー)周辺までの移動にはタクシーに乗るより早く、しかも安く移動できる(料金は距離によって8バーツから18バーツまで)。

ただし、運航時間が平日は午後8時まで、土日は午後7時までと夜中は利用できない。大雨や強風などの天候不良の際はすぐに運休になる。運河の中といえども、ボートは安全第一なのである。

またボートの乗り降りの際は多少の運動神経とバランス感覚も必要かもしれない。運河の水は周辺の生活汚水が流れ込んでいて、時に異臭を放っている。決して快適な交通手段ではないことも付け加えておく。

でも水上ボートはバンコクの庶民の足だ。ボートに乗って会社や学校に通う。ボートに乗って買物に出かける。東洋のヴェネチアと呼ばれた面影が運河の隅に今でも潜んでいる。バンコクはやっぱり面白い街だと思う。

バンコク タイ

+ 運河に面した家々では、花の鉢を置いたりデコレーションをつけたり、舟客の目を楽しませる試みも

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
詳しくはこちらをクリック!

インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

これぞ本場の実力!絶品『プーパッポン』

ソンブーン プーパッポン

日本から旅行に来た友人達に必ず案内するのが、<ソンブーン シーフード レストラン>です。バンコクのガイドブックを見たことのある方は、この店名に見覚えがあるかもしれませんね。スリウォンやサイアム近くのサムヤーン、ラチャダピセークなど、支店がたくさんあるレストランです。その名の通り、シーフードが有名で、特に蟹のカレー炒め、『プーパッポンカリー』が絶品! ふわっふわの卵と蟹、特製ソースが絡み合い、お酒にもご飯にもピッタリの味です。辛くないので、お子さまも安心して食べられますよ。プーパッポンカリーを出すレストランは、タイはもちろん日本にも少しありますが、元祖『プーパッポンカリー』の<ソンブーン>は格別です、本当に。ここでしか味わえない『プーパッポンカリー』をぜひ食べてみてくださいね。

さて、「蟹アレルギーだから、食べられないよ・・・。」と言う方もいるかと思います。ご安心を! ほかにもエビやオイスター、魚のメニューもたくさんありますし、シーフードが苦手な方はお肉や野菜のメニューだってあるんです。なかでもオススメは、オイスター(牡蠣)とトロトロ卵、もちもちタピオカ粉のハーモニーが絶品の『オースワン』です。意外に思われるかもしれませんが、タイでもオイスターは食べられているんですよ。日本のものより小振りで、たっぷり贅沢に使われています。もちろん、このお店にはタイ料理の代表選手、『トムヤムクン』もありますし、「何でも良いから、とにかくタイ料理!」という気分の時に使えるお店です。日本人のお客さんが多いので、店員さんも接客慣れしています。タイ語が話せなくても安心してくださいね。

ちなみに、タクシーの運転手に「ソンブーンまで」と言うと、提携している偽物のソンブーン レストランに連れていかれる・・・という話を聞きます。店構えもソックリで、もちろん看板メニューのプーパッポンカリーもある、本格的な(!?)偽物なので、気付かないで入ってしまうそうです。悪徳タクシー運転手にはぜひ気を付けていただいて、本物の味を楽しんでくださいね。

ソンブーン

ソンブーン

 

お店の場所はこちら—-> 美味タイMAP

 

AKIKO Profile

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1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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雨季の終わりを告げる菜食週間
タイは「黄色い季節」を迎える

バンコク 菜食週間

 

日本では秋の気配が感じられる頃だろうか? タイでは暦が9月から10月に変わると幾分暑さが和らぐ。そうなると雨季の終わりがいよいよだとタイの人は言う。
そしてお約束のキン・ジェー、菜食週間がはじまるのだ。
菜食週間と書いたが、実際の期間は1週間ではない。旧暦の9月1日から9日までの9日間行われるタイの仏教行事の一つである。今年は10月5日から13日までが菜食週間だった。この菜食週間になるとタイの街中が明るくなる。なぜなら菜食を意味する「齊」と書かれた黄色の旗があちこちの店先、道端を埋め尽くすからだ。それにいろんな食品に「齊」バージョンがお目見えして、スーパーの中までも黄色で染まってしまうのだ。
菜食週間中は、肉や魚はもちろんのこと卵や牛乳などの動物由来のものも口にしないのが決まりだ。だからタイ料理に欠かせないナム・プラー(魚醤)も魚を原料にしているので料理に使えない。そして厳密に菜食を守る人は野菜であっても刺激の強いニンニクやネギも食べるのも避ける。もちろん日本料理に欠かせないワサビはもってのほかだ。
それ以外にも上下、白い服装で過し、賭博や性交渉もこの期間は慎むのが本来の決まりだとか。守るか、守らないかは本人次第だが。
この期間になると困るのが野菜の価格が高騰することだ。これは需要と供給の関係だから仕方ない。もう一つ困るのが、肉を扱わざるを得ない飲食店の客足が落ちることだ。
老舗のタイレストランは心得たもので、ちゃんと菜食用のサイド・メニューを用意している。しかしフレンチやイタリアン、日本食などのレストランは対応できない店がほとんどである。そんな飲食店の店主にとっては辛抱の9日間なのだ。
だからか? 菜食期間中にこそ焼肉屋さんへという日本人もいる。普段以上にお店の人が歓迎してくれ、サービスも満点だとか。
タイの菜食週間は人それぞれ色々な楽しみ方があるようだ。

 

菜食週間 バンコク

+ なんとカップ麺の「菜食週間」バージョンも登場。商魂たくましい!

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

『イーペン・ランナー・インターナショナル』って
『イーペン祭り』とどう違うの!?

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イーペン・ランナー・インターナショナル2016は こちら

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コムローイ コームローイ チェンマイ イーペン

11月のチェンマイといえば、無数のコームローイが、空に放たれるこの光景。でも、チェンマイに行けば必ずこれが見られるわけではないのです。

『イーペン祭り』は川の恵みに感謝する祭り

11月に欧米からチェンマイを訪れる旅行客のお目当ては、『チェンマイ・イーペン祭り』です。2015年も11月24~26日の期間に行われます。美しいパレードが練り歩くこの3日間は、旅行客であふれます。

そもそも「イーペン」とは「陰暦12月の満月」のこと。タイではこの陰暦12月の満月の夜、『ロイクラトン』というお祭りが各地で開催されます。川の恵みに感謝し、自らの心身を清めるため、花やロウソクで飾った灯籠(クラトン)を川に流す行事です。そして、チェンマイでは、『ロイクラトン』は、『イーペン祭り』と呼ばれているのです。

『イーペン祭り』といえば前述のパレードが有名ですが、実は地元の人々にとっては川にクラトンを流すことがメイン。ピン川のそばにある寺院、<ワット・チャイモンコン>に足を運んでみると、門の前にはクラトンを売る屋台が連なっています。日が沈むと次々に人々がこのお寺に詰めかけます。そして、ピン川にクラトンを流し、真剣な表情で手を合わせるのです。

 

【チェンマイ・イーペン祭り パレード】

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【灯籠流し(ロイクラトン)】

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『イーペン祭り」のコームローイはどこで上がる?

さて、『チェンマイ・イーペン祭り』ではコームローイ(熱気球の一種)は飛ばさないのでしょうか? そんなことはありません。日中、チェンマイを歩くとあちこちでコームローイ上げが・・・・・・。

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上の写真は工業高校、下は小学校です。学生たちが力を合わせて大きなコームローイを上げています。これはこれでおもしろいのですが、ちょっとイメージとは違いますね。

 

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P1100486人々が灯籠を流している<ワット・チャイモンコン>に行くと、コームローイを上げている人たちに遭遇しました。お坊さんも手伝ってくれます。

 

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+ 星のように見えるのはすべてコームローイです。

確かに『チェンマイ・イーペン祭り』でもコームローイは上げられるのですが、各人がバラバラに上げるので、冒頭の写真のように「圧巻のながめ」というわけにはいきません。

 

コームローイ上げで有名になった『サンサーイ祭り』

クラトンが川に感謝の気持を捧げるのに対し、空に放つコームローイは天上の仏様に感謝を捧げるためのもの。れっきとした宗教的な意味があるのです。実はコームローイを上げる習慣は、『チェンマイ・イーペン祭り』ではなく、『イーペン・サンサーイ祭り』という、まったく別のお祭りに由来するものなのです。元々、サンサーイというエリアで、まったく別の時期に開催していた行事が、近年、『チェンマイ・イーペン祭り』前後の時期に行うようになり、やがて『イーペン・サンサーイ祭り』と呼ばれるようになりました。

そもそも『イーペン・サンサーイ祭り』は、『ダマカーイ』という仏教集団が主催するイベントで、チェンマイ郊外のメージョー大学が会場です。仏陀への崇拝を表現するさまざまなセレモニーが行われた後、最後に天の仏陀に感謝し厄払いをする意味で、参加者みんなでコームローイを飛ばします。当日のプログラムを見るとわかりますが、『イーペン・サンサーイ祭り』は一教団の宗教行事という色合いが非常に強いイベントです。延々と読経が行われたり、瞑想の時間があったり、イベントの成り立ちを知らないと面食らうかもしれません。

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宗教色が強いにもかかわらず、観光客が大挙して押しかけるイベントになったのは、数千人が上げるコームローイのあまりの美しさゆえのこと。ただし、教団からすると『イーペン・サンサーイ祭り』は、あくまでも信者と教団の絆を深めるための行事であり、観光客が殺到する事態を好ましく思っていない節も。一昨年は信者以外は入場できないというウワサが流れましたし、昨年日程が発表になったのは、本当に直前のことでした。

 

安心して楽しめる『イーペン・ランナー・インターナショナル』

EXP Toursでも参加者を募集している、11月25日開催の『イーペン・ランナー・インターナショナル』も、『イーペン・サンサーイ祭り』同様、ダマカーイという教団の主催で、会場も同じメージョー大学です。ただし、こちらは外国人旅行客にタイ北部に伝わるランナー文化に親しんでもらうことを目的としており、宗教的な意味合いは比較的薄いです(読経などはありますけど)。有料のチケットが必要なこともあって敬遠する人もいますが、『イーペン・サンサーイ祭り』は場所取りが大変(時間が遅いと会場の外れでコームローイを上げることも)なのに対し、一人一人に席(おみやげ付き!)が割り当てられていて、どなたでも安心して参加できるというメリットもあります。

現段階でコームローイ上げの感動を確実に体験できるのは、『イーペン・ランナー・インターナショナル』だけです。チケットはすでにプラチナ状態。ご参加希望の方はお早めにお申し込みください。

 

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『イーペン・ランナー・インターナショナル2016』ツアー
はこちらの記事へ

◆   イーペン・ランナー・インターナショナル2016に行こう!
年を追うごとに人気が高まり、今やタイでも人気 No.1 と言っても過言ではない 『イーペン・ランナー・インターナショナル』。 2016年の開催日は11月14日(月)です。
◆   お見積り例
ご旅行料金は、日程、ご出発空港、航空会社、ホテル、お見積ご依頼時期により変動します。特に飛行機はご出発日が近づくにつれて高くなりますのでお早めにご相談ください。
◆  【チェンマイ】オプショナルツアー
今年も厳選したオプショナルツアーを日程限定でご用意しました。1名、2名の場合割高になることが多いですがEXP Toursのツアーは人数に関係なく同じ料金なのでお得です。
◆   11/14(月)深夜チェンマイ発➡11/15(火)朝バンコク着 長距離バス
毎年イーペン・ランナー・インターナショナル翌日のチェンマイ➡バンコク便の飛行機はほぼ満席で料金が高騰!。そこで今年も長距離バスをチャーターしました。「11/15(火)中に帰国したい!」「バンコクも観光したい!」「ホテル代を節約したい!」といったお客様に好評です。

★  お見積依頼からご旅行までの流れ

★  『イーペン・ランナー・インターナショナル』と『イーペン祭り』の違いとは?

★  『イーペン・ランナー・インターナショナル』当日のスケジュール(予定です。変更の場合があります)

 

えっ!?辛くないタイ料理なんてあるの?

バンコク ガパオライス

+ ごはんに鶏肉のバジル炒めを添えたガパオライス。「ガパオ」とはホーリーバジルのことです

 

「タイ料理って辛いんでしょ!?」タイに住む私に日本の友人達はこう聞きます。確かに、タイ料理って辛い ですよね、うんうん。「辛いの苦手だから、タイ料理は食べられないの。」そんな風に思っている人達に、目からウロコのタイ料理の世界をご紹介しましょう。

日本人に有名なタイ料理と言えば、グリーンカレー、トムヤムクン、ガパオライス、が3トップではないでしょうか。この3つは全て・・・辛いです、本当に。日本のタイ料理レストランでさえも辛いのだから、本場は涙が出る辛さです。事実、タイ人が食べる普通の辛さだと、涙が出て、舌がヒリヒリして、私は食べられません。そんな、辛いの苦手さんを救ってくれるタイ料理、実はたくさんあるのです。ほとんどのタイ料理は、1甘い2辛い3塩辛い4酸っぱい、この4つの要素が重なりあって味を形成しています。和食の薄味になれている日本人にとって、1つの料理に4つの味が混在している状態は理解に苦しむかもしれませんね。しかし、これがタイ料理なのです!

それでは、辛くないタイ料理をご紹介しましょう。たくさんありますが、代表格は、タイ風焼きそば=パッタイでしょう。平たい麺に、海老やニラが入った焼きそばで、付け合わせに生のもやし、ニラを添え、お好みでマナオ(タイ風ライム)をしぼって食べます。タマリンドソースの甘酸っぱさが南国の暑さに疲れた体を癒してくれます。唐辛子が入っていないため、辛さは全くありません。もし辛いのが好きな人は、テーブルに置いてある4つの調味料=ナンプラー、唐辛子、酢、砂糖を足して自分なりの味を作ると良いでしょう。タイ人は、この調味料を駆使して自分なりの味を作り出して食べるのです。

バンコク パッタイ

+ パッタイの歴史は浅く、広く食べられ始めたのは、第二次世界大戦のころからだそうです

 

辛くないタイ料理はまだまだありますよ。タイでスープと言えば、酸っぱ辛い海老のスープ=トムヤムクンが有名ですが、日本人にとってどこか懐かしい優しい味のスープ、海苔やきのこ、肉団子が入ったゲーンジューもおいしいです。あとは、屋台でもレストランでも、どんなお店でもだいたいお目にかかれる、タイ風ヌードル=クイッティアオがオススメです。ベトナムのフォーに似た料理で、米粉から作られた麺がとってもヘルシー! 辛くないタイ料理はまだまだたくさんありますが、今回はこの辺で。辛いの苦手さん、ぜひタイ料理にチャレンジしてみて下さいね。

+ 食堂などでは必ずと言っていいほどテーブルに置かれている4つの調味料のセット

 

 

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三島由紀夫の小説『暁の寺』で聞こえる
あの声はいずこへ?

ワット・アルン バンコク

タイを代表する寺院の一つにワット・アルンがある。10バーツ硬貨の裏側に描かれているお寺だ。日本人には暁の寺と書いた方が分かりやすいかもしれない。
「バンコクは雨季だった。」
この言葉ではじまる三島由紀夫の著書『暁の寺』はこの寺院が舞台で、ご存じの方も多いと思う。
「日は対岸の暁の寺の彼方へ沈んでいた。しかし、巨大な夕焼けは23の高塔を影絵に縁取るほかは、トンブリの密林の平たい景観の上の、広大な空を思うさま鷲掴みにしていた。
密林の緑はこのとき光を綿のように含んで、まことのエメラルドの色になった。舢板がゆきかい、鴉(からす)は騒がしく、川水は汚れた薔薇色にたたずんでいた」
ここまで日本語を細微かつ優麗に使いこなすのは三島ならではだと思う。実際にチャオプラヤ川から眺めるワット・アルンは今も三島が書いた雰囲気のまま佇んでいる。ただ1つだけ違うのは騒がしいカラスがいない事だ。
バンコクに住んで16年になる。しかし未だにカラスの姿を見たことも、鳴き声を聞いたこともない。嘘だろうと思うが事実である。バンコクにはカラスがいない。なぜだろう?
1つ思い浮かぶのが、バンコクのごみ収集のシステムだ。バンコクのごみ収集車は大概深夜から早朝にかけて回ってくる。渋滞を生まない。渋滞に巻き込まれない。この2つが深夜に収集する理由なのは想像するに難しくない。収集する方も暑い昼間より涼しい深夜の方が収集しやすいだろう。バンコク都はごみを出す時間を午後6時から深夜3時までと条例で定めている。
だからかどうかは分からない。でもバンコクには鴉がいないのだ。もしかしたらタイの鴉は日本へ出稼ぎに行っているのかもしれない。東京など日本の大都会もバンコク同様ごみ収集を深夜にしてみたらどうだろう。鴉が減るかどうかは分からない・・・。でも泥棒などの犯罪は少しは減るような気がする。

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

あんなものまで付いてくる!
タイはおまけ天国

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意外かもしれないが、タイはおまけ天国である。何かにつけておまけが付いてくる。
「おまけを制する者が市場を制する」
タイではそういうことらしい。おまけと聞いてグリコしか思い浮かばない日本人にはピンとこないかもしれない。しかし、おまけはタイの市場を知る大きなキーワードなのだ。
タイの人々にとって、どんなおまけが付いてくるかは物を買う時の大きな判断基準の一つになっている。
一番オーソドックスなのは、粗品進呈型のおまけである。コーラの大瓶を3本買うと特製のグラスが1個付いてくるといったパターン。これはひと昔まえの日本でもよく見かけた販促方法である。このほかにもインスタントラーメンに特製の丼、お菓子に定規、洗剤にタオルなどなどといた様々なおまけがある。とにかく多種多様、大した金額のものではないがなぜか消費者の心をくすぐるおまけが多いのはさすがだと思う。
個人的にビックリしたおまけはコンドミニアムを買うとトヨタの乗用車が1台付いてくるというおまけ。なかなかのスケールでかいおまけもタイにはある。
もうひとつタイで主流のおまけがある。1個買うともう1個進呈というおまけだ。食料品や日用雑貨に多い。どうせなら半額で売れば良いのにと思う。しかし在庫処分や賞味期限が迫った場合は効果的な販促方法かもしれない。なにせ数がさばける。これもタイ人が大好きなおまけのパターンだ。
このほかにもバイキングスタイルのレストランに4人で来ると1人分が無料というおまけも結構人気があった。新車で自動車を買う1年間の任意保険やガソリン代が無料というおまけも今では結構主流かもしれない。
とにかくタイは、おまけありきなのだ。今後どんなおまけが登場するのかちょっと楽しみでもある。
一方あんまり嬉しくないおまけもあるので要注意。タイ人の嫁さんを貰ったら連れ子がいて、いきなり2児のパパになったというおまけ。ついでに両親の賭博の借金まで背負わされたとか。これは笑い話にもならない、タイらしいおまけの話である。タイで結婚する場合は事前のおまけ調査をお忘れなく。

 

中村蒸一 Profile

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タイではまだまだ現役
公衆電話をめぐる事情

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公衆電話ボックス。今、日本では滅多に見かけることがなくなった。公衆電話自体も駅や公共施設以外ではなかなかお目に掛ることはない。

子供の頃、外出する時は、いつでも家に電話を掛けられるよう10円玉を数枚持たされた。それが何時しかテレホンカードになり、今や電話機自体を持ち歩く時代である。一家に一台が一人一台になった。そして、街から公衆電話ボックスが消えたのである。

ここタイも2000年以降、携帯電話が急速に普及した。家に固定電話がなく、携帯電話だけの人も珍しくない。それほどまでタイで携帯電話が普及した一番の要因はプリペイド方式の導入ではないだろうか。

面倒な手続きがいらない。基本料金が掛らない。また電話会社にしてみれば電話代の取り逃しのリスクはゼロ。請求書を郵送する手間もいらない。双方にとって良いことずくめの方式なのだ。

これはあくまでも個人的な憶測である。タイでは携帯電話の利用者の7割から8割がプリペイド方式なのではないだろうか。

プリペイドの支払いは街の中のコンビニやスーパーなどで簡単にできる。しかも20Bからと少額なのはタイならでは。

しかし、これほど携帯電話が普及しても公衆電話や公衆電話ボックスが街から消える気配はない。日本とは違うのである。何故か?

プリペイド方式では残額がなくなっても着信は可能なのだ。月末近くになるとお金が無くなり携帯電話が着信専用になる。そんなタイ人は少なくない。そんな人たちは自分から電話を掛ける時、公衆電話を使う。タイの公衆電話は1Bから掛けることができる。上手く使えば携帯電話よりも通話料が安くなる。  そのことを彼らはちゃんと知っているのだ。

携帯電話と公衆電話の共存。携帯電話が普及することで、公衆電話の新たな需要が生まれる。なんともタイらしい共存だと思う。

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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