食べたいものを食べたいだけ
タイ人も大好き「食べ放題」

タイスキ

毎年恒例の日本慰安旅行。今年もやっぱり北海道が一番人気だ。私の会社では勤続5年目のタイ人従業員を日本旅行へ招待している。いわゆる福利厚生の一環である。日本で本物の日本食を存分に味わってもらうこと。各地で日本のおもてなしに触れてもらうこと。市場やスーパーで並んでいる食材を見てもらうこと。慰安旅行とはいえ、実は遊びだけではない。ちょっとしたミッションも課している。時にはお取引先の酒蔵を訪ね、蔵見学をすることもある。大人の修学旅行気取りの旅を毎回楽しんでいるのだ。しかし、行き先と行く時期はできる限り、参加者の希望に合わせるようにしている。雪を見たことがないタイ人にとっては、やはり冬の北海道は魅力的なようだ。しかし、実は花より団子だったりもする。雪よりも冬の北海道の味覚が楽しみなのだ。実際、北海道旅行から戻った従業員が一番印象に残ったと口にするのがカニ食べ放題などのバイキング・ディナーだ。自分が食べたいものを、食べたいだけ食べられる。

しかも、旅先の日本でのことだ。見る喜びよりも、食べる喜び。そこに日本での旅行の思い出を感じるらしい。

カニ食べ放題に大満足

北海道ならではのカニ食べ放題に大満足!

 

さて、日本では食べ放題のことをバイキングと呼ぶことが多い。しかし、タイではビッフェと呼ぶのが普通だ。そして、タイ人はこのビッフェが大好きなのだ。タイにおける日本食ブームの火付け役になった『オイシイ・レストラン』。その勝因もビッフェ形式にある。それまで敷居の高かった日本料理が定額で、食べたいだけ食べられる、タイではじめてのビッフェ形式の日本食レストランが『オイシイ・レストラン』だったのだ。

今では日本食だけでなく、いろいろなビッフェ形式のレストランがタイには軒を連ねている。タイ人が大好きなタイスキのビッフェといえば『ホット・ポット』というチェーン店だ。タイスキだけでなく、天ぷらや寿司、刺身、点心なども味わえるのが、この店のポイント。タイスキに日本料理を取り入れているのが人気の秘密のようだ。価格は場所により多少差異はあるが、1人399バーツと手頃である。

他にも焼肉ビッフェの店もスクンビット界隈では繁盛している。こちらはタイ人だけでなく日本人にも人気だ。

ただビッフェ・レストランは食べ放題だが時間制限がある。90分という店が一般的なようだ。そして食べ残した場合ペナルティもある。当たり前と言えば当たり前だが。

タイのビッフェ・レストラン。実は日本人にとっても穴場かもしれない。頼んだものとは違ったものが出てくる。そんな不安もビッフェ・レストランではない。是非、タイに来た際には、タイスキのビッフェを楽しんでみたらどうだろう。

ホット・ポットレストラン

バラエティ豊かな日本料理も楽しめる『ホット・ポット・レストラン』。

焼肉ブッフェレストラン

焼肉ブッフェ・レストラン。「Japanese BBQ」の文字が見えます。

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。 詳しくはこちらをクリック! インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」