これぞ本場の実力!絶品『プーパッポン』

ソンブーン プーパッポン

日本から旅行に来た友人達に必ず案内するのが、<ソンブーン シーフード レストラン>です。バンコクのガイドブックを見たことのある方は、この店名に見覚えがあるかもしれませんね。スリウォンやサイアム近くのサムヤーン、ラチャダピセークなど、支店がたくさんあるレストランです。その名の通り、シーフードが有名で、特に蟹のカレー炒め、『プーパッポンカリー』が絶品! ふわっふわの卵と蟹、特製ソースが絡み合い、お酒にもご飯にもピッタリの味です。辛くないので、お子さまも安心して食べられますよ。プーパッポンカリーを出すレストランは、タイはもちろん日本にも少しありますが、元祖『プーパッポンカリー』の<ソンブーン>は格別です、本当に。ここでしか味わえない『プーパッポンカリー』をぜひ食べてみてくださいね。

さて、「蟹アレルギーだから、食べられないよ・・・。」と言う方もいるかと思います。ご安心を! ほかにもエビやオイスター、魚のメニューもたくさんありますし、シーフードが苦手な方はお肉や野菜のメニューだってあるんです。なかでもオススメは、オイスター(牡蠣)とトロトロ卵、もちもちタピオカ粉のハーモニーが絶品の『オースワン』です。意外に思われるかもしれませんが、タイでもオイスターは食べられているんですよ。日本のものより小振りで、たっぷり贅沢に使われています。もちろん、このお店にはタイ料理の代表選手、『トムヤムクン』もありますし、「何でも良いから、とにかくタイ料理!」という気分の時に使えるお店です。日本人のお客さんが多いので、店員さんも接客慣れしています。タイ語が話せなくても安心してくださいね。

ちなみに、タクシーの運転手に「ソンブーンまで」と言うと、提携している偽物のソンブーン レストランに連れていかれる・・・という話を聞きます。店構えもソックリで、もちろん看板メニューのプーパッポンカリーもある、本格的な(!?)偽物なので、気付かないで入ってしまうそうです。悪徳タクシー運転手にはぜひ気を付けていただいて、本物の味を楽しんでくださいね。

ソンブーン

ソンブーン

 

お店の場所はこちら—-> 美味タイMAP

 

AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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雨季の終わりを告げる菜食週間
タイは「黄色い季節」を迎える

バンコク 菜食週間

 

日本では秋の気配が感じられる頃だろうか? タイでは暦が9月から10月に変わると幾分暑さが和らぐ。そうなると雨季の終わりがいよいよだとタイの人は言う。
そしてお約束のキン・ジェー、菜食週間がはじまるのだ。
菜食週間と書いたが、実際の期間は1週間ではない。旧暦の9月1日から9日までの9日間行われるタイの仏教行事の一つである。今年は10月5日から13日までが菜食週間だった。この菜食週間になるとタイの街中が明るくなる。なぜなら菜食を意味する「齊」と書かれた黄色の旗があちこちの店先、道端を埋め尽くすからだ。それにいろんな食品に「齊」バージョンがお目見えして、スーパーの中までも黄色で染まってしまうのだ。
菜食週間中は、肉や魚はもちろんのこと卵や牛乳などの動物由来のものも口にしないのが決まりだ。だからタイ料理に欠かせないナム・プラー(魚醤)も魚を原料にしているので料理に使えない。そして厳密に菜食を守る人は野菜であっても刺激の強いニンニクやネギも食べるのも避ける。もちろん日本料理に欠かせないワサビはもってのほかだ。
それ以外にも上下、白い服装で過し、賭博や性交渉もこの期間は慎むのが本来の決まりだとか。守るか、守らないかは本人次第だが。
この期間になると困るのが野菜の価格が高騰することだ。これは需要と供給の関係だから仕方ない。もう一つ困るのが、肉を扱わざるを得ない飲食店の客足が落ちることだ。
老舗のタイレストランは心得たもので、ちゃんと菜食用のサイド・メニューを用意している。しかしフレンチやイタリアン、日本食などのレストランは対応できない店がほとんどである。そんな飲食店の店主にとっては辛抱の9日間なのだ。
だからか? 菜食期間中にこそ焼肉屋さんへという日本人もいる。普段以上にお店の人が歓迎してくれ、サービスも満点だとか。
タイの菜食週間は人それぞれ色々な楽しみ方があるようだ。

 

菜食週間 バンコク

+ なんとカップ麺の「菜食週間」バージョンも登場。商魂たくましい!

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

『イーペン・ランナー・インターナショナル』って
『イーペン祭り』とどう違うの!?

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イーペン・ランナー・インターナショナル2016は こちら

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コムローイ コームローイ チェンマイ イーペン

11月のチェンマイといえば、無数のコームローイが、空に放たれるこの光景。でも、チェンマイに行けば必ずこれが見られるわけではないのです。

『イーペン祭り』は川の恵みに感謝する祭り

11月に欧米からチェンマイを訪れる旅行客のお目当ては、『チェンマイ・イーペン祭り』です。2015年も11月24~26日の期間に行われます。美しいパレードが練り歩くこの3日間は、旅行客であふれます。

そもそも「イーペン」とは「陰暦12月の満月」のこと。タイではこの陰暦12月の満月の夜、『ロイクラトン』というお祭りが各地で開催されます。川の恵みに感謝し、自らの心身を清めるため、花やロウソクで飾った灯籠(クラトン)を川に流す行事です。そして、チェンマイでは、『ロイクラトン』は、『イーペン祭り』と呼ばれているのです。

『イーペン祭り』といえば前述のパレードが有名ですが、実は地元の人々にとっては川にクラトンを流すことがメイン。ピン川のそばにある寺院、<ワット・チャイモンコン>に足を運んでみると、門の前にはクラトンを売る屋台が連なっています。日が沈むと次々に人々がこのお寺に詰めかけます。そして、ピン川にクラトンを流し、真剣な表情で手を合わせるのです。

 

【チェンマイ・イーペン祭り パレード】

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【灯籠流し(ロイクラトン)】

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『イーペン祭り」のコームローイはどこで上がる?

さて、『チェンマイ・イーペン祭り』ではコームローイ(熱気球の一種)は飛ばさないのでしょうか? そんなことはありません。日中、チェンマイを歩くとあちこちでコームローイ上げが・・・・・・。

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上の写真は工業高校、下は小学校です。学生たちが力を合わせて大きなコームローイを上げています。これはこれでおもしろいのですが、ちょっとイメージとは違いますね。

 

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P1100486人々が灯籠を流している<ワット・チャイモンコン>に行くと、コームローイを上げている人たちに遭遇しました。お坊さんも手伝ってくれます。

 

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+ 星のように見えるのはすべてコームローイです。

確かに『チェンマイ・イーペン祭り』でもコームローイは上げられるのですが、各人がバラバラに上げるので、冒頭の写真のように「圧巻のながめ」というわけにはいきません。

 

コームローイ上げで有名になった『サンサーイ祭り』

クラトンが川に感謝の気持を捧げるのに対し、空に放つコームローイは天上の仏様に感謝を捧げるためのもの。れっきとした宗教的な意味があるのです。実はコームローイを上げる習慣は、『チェンマイ・イーペン祭り』ではなく、『イーペン・サンサーイ祭り』という、まったく別のお祭りに由来するものなのです。元々、サンサーイというエリアで、まったく別の時期に開催していた行事が、近年、『チェンマイ・イーペン祭り』前後の時期に行うようになり、やがて『イーペン・サンサーイ祭り』と呼ばれるようになりました。

そもそも『イーペン・サンサーイ祭り』は、『ダマカーイ』という仏教集団が主催するイベントで、チェンマイ郊外のメージョー大学が会場です。仏陀への崇拝を表現するさまざまなセレモニーが行われた後、最後に天の仏陀に感謝し厄払いをする意味で、参加者みんなでコームローイを飛ばします。当日のプログラムを見るとわかりますが、『イーペン・サンサーイ祭り』は一教団の宗教行事という色合いが非常に強いイベントです。延々と読経が行われたり、瞑想の時間があったり、イベントの成り立ちを知らないと面食らうかもしれません。

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宗教色が強いにもかかわらず、観光客が大挙して押しかけるイベントになったのは、数千人が上げるコームローイのあまりの美しさゆえのこと。ただし、教団からすると『イーペン・サンサーイ祭り』は、あくまでも信者と教団の絆を深めるための行事であり、観光客が殺到する事態を好ましく思っていない節も。一昨年は信者以外は入場できないというウワサが流れましたし、昨年日程が発表になったのは、本当に直前のことでした。

 

安心して楽しめる『イーペン・ランナー・インターナショナル』

EXP Toursでも参加者を募集している、11月25日開催の『イーペン・ランナー・インターナショナル』も、『イーペン・サンサーイ祭り』同様、ダマカーイという教団の主催で、会場も同じメージョー大学です。ただし、こちらは外国人旅行客にタイ北部に伝わるランナー文化に親しんでもらうことを目的としており、宗教的な意味合いは比較的薄いです(読経などはありますけど)。有料のチケットが必要なこともあって敬遠する人もいますが、『イーペン・サンサーイ祭り』は場所取りが大変(時間が遅いと会場の外れでコームローイを上げることも)なのに対し、一人一人に席(おみやげ付き!)が割り当てられていて、どなたでも安心して参加できるというメリットもあります。

現段階でコームローイ上げの感動を確実に体験できるのは、『イーペン・ランナー・インターナショナル』だけです。チケットはすでにプラチナ状態。ご参加希望の方はお早めにお申し込みください。

 

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『イーペン・ランナー・インターナショナル2016』ツアー
はこちらの記事へ

◆   イーペン・ランナー・インターナショナル2016に行こう!
年を追うごとに人気が高まり、今やタイでも人気 No.1 と言っても過言ではない 『イーペン・ランナー・インターナショナル』。 2016年の開催日は11月14日(月)です。
◆   お見積り例
ご旅行料金は、日程、ご出発空港、航空会社、ホテル、お見積ご依頼時期により変動します。特に飛行機はご出発日が近づくにつれて高くなりますのでお早めにご相談ください。
◆  【チェンマイ】オプショナルツアー
今年も厳選したオプショナルツアーを日程限定でご用意しました。1名、2名の場合割高になることが多いですがEXP Toursのツアーは人数に関係なく同じ料金なのでお得です。
◆   11/14(月)深夜チェンマイ発➡11/15(火)朝バンコク着 長距離バス
毎年イーペン・ランナー・インターナショナル翌日のチェンマイ➡バンコク便の飛行機はほぼ満席で料金が高騰!。そこで今年も長距離バスをチャーターしました。「11/15(火)中に帰国したい!」「バンコクも観光したい!」「ホテル代を節約したい!」といったお客様に好評です。

★  お見積依頼からご旅行までの流れ

★  『イーペン・ランナー・インターナショナル』と『イーペン祭り』の違いとは?

★  『イーペン・ランナー・インターナショナル』当日のスケジュール(予定です。変更の場合があります)

 

えっ!?辛くないタイ料理なんてあるの?

バンコク ガパオライス

+ ごはんに鶏肉のバジル炒めを添えたガパオライス。「ガパオ」とはホーリーバジルのことです

 

「タイ料理って辛いんでしょ!?」タイに住む私に日本の友人達はこう聞きます。確かに、タイ料理って辛い ですよね、うんうん。「辛いの苦手だから、タイ料理は食べられないの。」そんな風に思っている人達に、目からウロコのタイ料理の世界をご紹介しましょう。

日本人に有名なタイ料理と言えば、グリーンカレー、トムヤムクン、ガパオライス、が3トップではないでしょうか。この3つは全て・・・辛いです、本当に。日本のタイ料理レストランでさえも辛いのだから、本場は涙が出る辛さです。事実、タイ人が食べる普通の辛さだと、涙が出て、舌がヒリヒリして、私は食べられません。そんな、辛いの苦手さんを救ってくれるタイ料理、実はたくさんあるのです。ほとんどのタイ料理は、1甘い2辛い3塩辛い4酸っぱい、この4つの要素が重なりあって味を形成しています。和食の薄味になれている日本人にとって、1つの料理に4つの味が混在している状態は理解に苦しむかもしれませんね。しかし、これがタイ料理なのです!

それでは、辛くないタイ料理をご紹介しましょう。たくさんありますが、代表格は、タイ風焼きそば=パッタイでしょう。平たい麺に、海老やニラが入った焼きそばで、付け合わせに生のもやし、ニラを添え、お好みでマナオ(タイ風ライム)をしぼって食べます。タマリンドソースの甘酸っぱさが南国の暑さに疲れた体を癒してくれます。唐辛子が入っていないため、辛さは全くありません。もし辛いのが好きな人は、テーブルに置いてある4つの調味料=ナンプラー、唐辛子、酢、砂糖を足して自分なりの味を作ると良いでしょう。タイ人は、この調味料を駆使して自分なりの味を作り出して食べるのです。

バンコク パッタイ

+ パッタイの歴史は浅く、広く食べられ始めたのは、第二次世界大戦のころからだそうです

 

辛くないタイ料理はまだまだありますよ。タイでスープと言えば、酸っぱ辛い海老のスープ=トムヤムクンが有名ですが、日本人にとってどこか懐かしい優しい味のスープ、海苔やきのこ、肉団子が入ったゲーンジューもおいしいです。あとは、屋台でもレストランでも、どんなお店でもだいたいお目にかかれる、タイ風ヌードル=クイッティアオがオススメです。ベトナムのフォーに似た料理で、米粉から作られた麺がとってもヘルシー! 辛くないタイ料理はまだまだたくさんありますが、今回はこの辺で。辛いの苦手さん、ぜひタイ料理にチャレンジしてみて下さいね。

+ 食堂などでは必ずと言っていいほどテーブルに置かれている4つの調味料のセット

 

 

AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

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三島由紀夫の小説『暁の寺』で聞こえる
あの声はいずこへ?

ワット・アルン バンコク

タイを代表する寺院の一つにワット・アルンがある。10バーツ硬貨の裏側に描かれているお寺だ。日本人には暁の寺と書いた方が分かりやすいかもしれない。
「バンコクは雨季だった。」
この言葉ではじまる三島由紀夫の著書『暁の寺』はこの寺院が舞台で、ご存じの方も多いと思う。
「日は対岸の暁の寺の彼方へ沈んでいた。しかし、巨大な夕焼けは23の高塔を影絵に縁取るほかは、トンブリの密林の平たい景観の上の、広大な空を思うさま鷲掴みにしていた。
密林の緑はこのとき光を綿のように含んで、まことのエメラルドの色になった。舢板がゆきかい、鴉(からす)は騒がしく、川水は汚れた薔薇色にたたずんでいた」
ここまで日本語を細微かつ優麗に使いこなすのは三島ならではだと思う。実際にチャオプラヤ川から眺めるワット・アルンは今も三島が書いた雰囲気のまま佇んでいる。ただ1つだけ違うのは騒がしいカラスがいない事だ。
バンコクに住んで16年になる。しかし未だにカラスの姿を見たことも、鳴き声を聞いたこともない。嘘だろうと思うが事実である。バンコクにはカラスがいない。なぜだろう?
1つ思い浮かぶのが、バンコクのごみ収集のシステムだ。バンコクのごみ収集車は大概深夜から早朝にかけて回ってくる。渋滞を生まない。渋滞に巻き込まれない。この2つが深夜に収集する理由なのは想像するに難しくない。収集する方も暑い昼間より涼しい深夜の方が収集しやすいだろう。バンコク都はごみを出す時間を午後6時から深夜3時までと条例で定めている。
だからかどうかは分からない。でもバンコクには鴉がいないのだ。もしかしたらタイの鴉は日本へ出稼ぎに行っているのかもしれない。東京など日本の大都会もバンコク同様ごみ収集を深夜にしてみたらどうだろう。鴉が減るかどうかは分からない・・・。でも泥棒などの犯罪は少しは減るような気がする。

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

あんなものまで付いてくる!
タイはおまけ天国

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意外かもしれないが、タイはおまけ天国である。何かにつけておまけが付いてくる。
「おまけを制する者が市場を制する」
タイではそういうことらしい。おまけと聞いてグリコしか思い浮かばない日本人にはピンとこないかもしれない。しかし、おまけはタイの市場を知る大きなキーワードなのだ。
タイの人々にとって、どんなおまけが付いてくるかは物を買う時の大きな判断基準の一つになっている。
一番オーソドックスなのは、粗品進呈型のおまけである。コーラの大瓶を3本買うと特製のグラスが1個付いてくるといったパターン。これはひと昔まえの日本でもよく見かけた販促方法である。このほかにもインスタントラーメンに特製の丼、お菓子に定規、洗剤にタオルなどなどといた様々なおまけがある。とにかく多種多様、大した金額のものではないがなぜか消費者の心をくすぐるおまけが多いのはさすがだと思う。
個人的にビックリしたおまけはコンドミニアムを買うとトヨタの乗用車が1台付いてくるというおまけ。なかなかのスケールでかいおまけもタイにはある。
もうひとつタイで主流のおまけがある。1個買うともう1個進呈というおまけだ。食料品や日用雑貨に多い。どうせなら半額で売れば良いのにと思う。しかし在庫処分や賞味期限が迫った場合は効果的な販促方法かもしれない。なにせ数がさばける。これもタイ人が大好きなおまけのパターンだ。
このほかにもバイキングスタイルのレストランに4人で来ると1人分が無料というおまけも結構人気があった。新車で自動車を買う1年間の任意保険やガソリン代が無料というおまけも今では結構主流かもしれない。
とにかくタイは、おまけありきなのだ。今後どんなおまけが登場するのかちょっと楽しみでもある。
一方あんまり嬉しくないおまけもあるので要注意。タイ人の嫁さんを貰ったら連れ子がいて、いきなり2児のパパになったというおまけ。ついでに両親の賭博の借金まで背負わされたとか。これは笑い話にもならない、タイらしいおまけの話である。タイで結婚する場合は事前のおまけ調査をお忘れなく。

 

中村蒸一 Profile

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タイではまだまだ現役
公衆電話をめぐる事情

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公衆電話ボックス。今、日本では滅多に見かけることがなくなった。公衆電話自体も駅や公共施設以外ではなかなかお目に掛ることはない。

子供の頃、外出する時は、いつでも家に電話を掛けられるよう10円玉を数枚持たされた。それが何時しかテレホンカードになり、今や電話機自体を持ち歩く時代である。一家に一台が一人一台になった。そして、街から公衆電話ボックスが消えたのである。

ここタイも2000年以降、携帯電話が急速に普及した。家に固定電話がなく、携帯電話だけの人も珍しくない。それほどまでタイで携帯電話が普及した一番の要因はプリペイド方式の導入ではないだろうか。

面倒な手続きがいらない。基本料金が掛らない。また電話会社にしてみれば電話代の取り逃しのリスクはゼロ。請求書を郵送する手間もいらない。双方にとって良いことずくめの方式なのだ。

これはあくまでも個人的な憶測である。タイでは携帯電話の利用者の7割から8割がプリペイド方式なのではないだろうか。

プリペイドの支払いは街の中のコンビニやスーパーなどで簡単にできる。しかも20Bからと少額なのはタイならでは。

しかし、これほど携帯電話が普及しても公衆電話や公衆電話ボックスが街から消える気配はない。日本とは違うのである。何故か?

プリペイド方式では残額がなくなっても着信は可能なのだ。月末近くになるとお金が無くなり携帯電話が着信専用になる。そんなタイ人は少なくない。そんな人たちは自分から電話を掛ける時、公衆電話を使う。タイの公衆電話は1Bから掛けることができる。上手く使えば携帯電話よりも通話料が安くなる。  そのことを彼らはちゃんと知っているのだ。

携帯電話と公衆電話の共存。携帯電話が普及することで、公衆電話の新たな需要が生まれる。なんともタイらしい共存だと思う。

 

中村蒸一 Profile

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タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
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熱い想いで本物の居酒屋料理を
タイに根付かせる!

寅次郎 どんたく

<寅次郎>で食べられる『海鮮ちらし』。ウニ、イクラなどがのる贅沢な一品

 

「九州」がテーマの居酒屋

昨年8月、スクンビットのソイ26に開業した<湯の森 温泉&スパ>は、タイ初の本格的日帰り温泉施設として話題を呼びました。日本さながらの設備の充実ぶりにも驚かされますが、併設された居酒屋のメニューを見れば「ここは日本?しかも九州?」と我が目を疑うはずです。『いわし明太子』や『長崎皿うどん』などタイではあまりなじみのない九州の料理が並ぶだけではなく、その食材の多くも九州から仕入れたもの。醤油などの調味料も九州のブランドを採用するなど、かなりの徹底ぶりです。店の名は<九州酒場どんたく>。同じスクンビット・エリアに2店展開する居酒屋<寅次郎>の姉妹店で、<どんたく>としては、スクンビット・ソイ47の<レイン・ヒル>内に続き2店舗目の出店です。<寅次郎>と言えば、1997年のオープン以来、日本人だけでなくタイ人にも根強い人気を誇る居酒屋。トレードマークは鯛を抱えた「えびすさま」なのですが、そのイラストの微妙なリアル具合は「お店のオーナーさんがモデルなんだろうなぁ」と思わせるものです。実際にお目にかかったオーナーの中村蒸一さんは、イラスト同様にふくよかな耳たぶがトレードマークのエネルギッシュな御仁でした。

寅次郎 どんたく

<寅次郎>の店舗前にディスプレイされる「えびすさま」こそ中村さんその人

 

寅次郎 どんたく 中村蒸一

中村さんは筆も立つ。新聞に連載をもっていたこともあります

 

NGOから未経験の飲食業へ

鹿児島出身の中村さんが、タイの地を踏んだのは24歳のとき。島根大学で学校の教師を目指し勉学に励んだのち、ひょんなことから、教育を受けられない海外の子ども達をサポートするNGOのボランティアとしてタイを訪れたのでした。そんな折、トンロー・ソイ13の<日本人村>のテナントが埋まらないから力を貸してくれと声をかけられ、これまた、ひょんなことから居酒屋<寅次郎>を開業する運びになったそうです。ところで、なんで「寅次郎」だったんですか?

「そりゃぁ『男はつらいよ』ですよ」。

元手もなく始めた居酒屋稼業は、「つらい」ことも多々あったわけです。しかし、その後事業は幾多の苦難を乗り越えて拡大し、今やバンコク市内で居酒屋の数は合わせて4軒になりました。また、7月にはチェンマイへの<寅次郎>出店も果たしました。また、居酒屋のほかに、ベーカリーや日本食材の輸入販売業も手掛け、多忙な毎日を過ごしています。

どんたく 寅次郎

ビールはアサヒ『スーパードライ』。なんと中ジョッキが99バーツと格安!

 

タイ人スタッフと共に歩む

「結婚と同じですよ。開店はゴールじゃなくてスタートなんです」。

日本からタイへ進出する飲食店は後を絶ちませんが、そのすべてが順調な事業展開を果たしているわけではありません。むしろ、事業が立ち行かなくなり、撤退を迫られる飲食店の方が多いはず。そんななか、中村さんのお店が順調に展開できた理由をたずねた時に出て来たのがこの言葉です。開店したことに満足するのではなく、そこからサービスを磨いてレベルをどんどん高めていくことが重要とのこと。

「コツはコツコツと。誠実さが大切です」と成功の秘訣を語る中村さんですが、日本人とまったく慣習の異なるタイ人従業員と店舗を運営するのは、並大抵の苦労ではなかったのでは?

「うちの店はタイ人のお客さまが多いので、現場で接客しているタイ人スタッフからのフィードバックがとても重要です。彼らと信頼関係を築くために心がけているのが『エンドウマメ』です」。

つまり「遠慮するな」(エン)、「どうした?/どうしたい?」(ドウ)、「マメに聞く」(マメ)の3つが、タイ人とコミュニケーションをとるうえでの大事なキーワードだそうです。中村さんのタイ人従業員に対する細やかな心遣いは、現代の日本企業にはあまり見られないものかもしれません。新しくスタッフが入って来たら、その名前や顔はもちろん、誕生日や家族構成まで頭に入れて接するそうです。「誠実さが大切」とは、お客さまだけではなく、従業員に相対する時にも、中村さんが意識している言葉なのですね。

どんたく バンコク

<どんたく>で食べられる『かつおのたたき』は中村さんのふるさと、鹿児島の名物

 

世界を舞台に新たな挑戦も

<寅次郎>とはまったく異なるコンセプトの<どんたく>を展開しようと考えた理由を、中村さんは「ふるさとの九州に強い思い入れがあるんです」と語ってくれました。九州は、タイの人にとって決して人気の旅行先ではありませんが、<どんたく>のおかげで彼らの間でも少しずつ「九州」の知名度が上がってきたようです。

「たくさんのタイ人にわたしのふるさとに足を運んでほしいと思います。『<どんたく>店主と一緒に行く九州ツアー』なんてのもやってみたいですね」。

チェンマイに5店舗目を出店した後は、どのような展開を考えているのでしょう?

「店舗はこれ以上増やすつもりはありません。それよりも、それぞれの店舗の質を高めていきたいのです。10年後には誰かに店を譲って、タイに来た時のような、いちボランティアに戻りたい。それとともに、いま<どんたく>でやっているように九州の食材やお酒などを世界に広めていきたい。先日、南アフリカに行ってきました。アフリカは本当に可能性に満ちていますね!」。

中村さんの視線の先には、アジアに留まらない「世界」が広がっていました。新たな挑戦へ向けた準備は、中村さんのなかですでに始まっています。あくまでも「日本の心」は忘れずに、よりスケールの大きなフィールドへ足を踏み出す日は、そう遠くないかもしれません。

寅次郎 どんたく 中村蒸一

普段はスクーターで店から店へと駆け回っています

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酒飯・晩酌処 寅次郎 スクンビット・ソイ39店
Address
Sukhumvit Soi 49/6 (Soi Prompack), Klongton-Nua, Bangkok
Phone
02-261-5351
Open
17:30 ~ 24:00 (Close: 25:00), Sun. 16:30 ~ 23:00 (Close: 24:00)

酒飯・晩酌処 寅次郎 スクンビット・ソイ26店
Address
S&P Building 2F, 2/1 Soi Athakavi 1 Sukhumvit Soi 26, Bangkok
Phone
02-259-6075
Open
17:30 ~ 24:00 (Close: 25:00), Sun. 16:30 ~ 23:00 (Close: 24:00)

九州酒場 どんたく レイン・ヒル店
Address
Rain Hill 3F, Sukhumvit 47 Rd., Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110
Phone
02-261-7153
Open
17:30 ~ 24:00 (Close: 25:00), Sun. 16:30 ~ 23:00 (Close: 24:00)

九州酒場 どんたく 湯の森店
Address
Yunomori, A Square, Sukhumvit 26, Bangkok
Phone
02-259-6140
Open
17:30 ~ 24:00 (Close: 25:00), Sun. 16:30 ~ 23:00 (Close: 24:00)

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絢爛豪華!栄耀栄華!
ワットを見ねばバンコクは語れない

バンコク ワット・ポー

<ワット・ポー>の大寝釈迦仏は長さ46m、高さ15m。柔和な表情はタイの仏像ならでは

 

「古き美しきタイ」が残る王宮エリア

東南アジアを代表するメトロポリス、バンコク。摩天楼がそびえ立ち、いつも活気にあふれています。その一方で、旧市街と呼ばれるラッタナコーシン島には、王宮を中心に壮麗な建築を誇る仏教寺院が立ち並んでいます。
タイの首都、バンコクの歴史は、1782年、ラーマ1世がラッタナコーシン島に遷都した時に遡ります。このエリアは「バンコク発祥の地」としてその後の町の発展の礎となりました。ちなみにラッタナコーシン島は運河に囲まれた人口の島で、完成するまでに3年の歳月を要したそうです。

 

バンコク ワット・プラ・ケオ

黄金色に輝く<ワット・プラ・ケオ>の『プラ・シー・ラタナー・チェーディー』

 

タイで最も美しいと評される寺院

ラーマ1世によるバンコク遷都と同時に着工されたのが、<ワット・プラ・ケオ>。タイで最も格式が高く、かつ最も美しい寺院と言われています。「エメラルド寺院」とも称されますが、これは本堂に祀られている本尊がエメラルド色をしたヒスイでつくられているためです。寺院内にエメラルドが散りばめられているわけではありません。
わかってはいるけれど、敷地を歩くと「どこかにエメラルドが埋め込まれているのでは?」と思わせるほど、きらびやかな建築が並んでいます。柱の側面やお堂の壁面には、金色をベースにした繊細なモザイク模様が施されており、ひとつひとつ見ていくと時間がたつのも忘れてしまいそうです。
そのほか、寺院を囲む回廊に描かれている壁画(インドの叙事詩『ラーマーヤナ』が元になった『ラーマーキエン』がモチーフ)や精巧な<アンコール・ワット>の模型など、見どころが多いので、時間をとってじっくりと見学してほしい寺院です。

 

バンコク ワット・プラ・ケオ

『プラ・モンドップ』と呼ばれるお堂。館内には仏典の原本を収蔵しています

 

バンコク ワット・プラ・ケオ

黄金色に輝くチェディ(仏塔)には、子供たちも興味津々です

 

ワット・プラ・ケオ バンコク

お堂の壁面にも仏像がズラリ並びます。緑色や青色と金色の組み合わせは上品な感じです

 

ワット・プラ・ケオ バンコク

タイの民族叙事詩『ラーマーキエン』の世界が、迫力ある構図で再現されています

 

ワット・プラ・ケオ バンコク エメラルド寺院

「エメラルド仏」が祀られている本堂前が一番にぎわっています。残念ながら内部は撮影禁止

 

ワット・プラ・ケオ バンコク

<ワット・プラ・ケオ>には王宮が隣接。この宮殿はラーマ5世によって建てられました

バンコク 王宮

タイミングがよければ、王宮の衛兵が交替する様子も見ることができます

 

大寝釈迦仏の微笑みに魅了される

<ワット・プラ・ケオ>と王宮に隣接して立っているのが<ワット・ポー>。隣接とは言え、歩くには距離があるので、トゥクトゥクを利用するのがおすすめです。<ワット・ポー>が建立されたのはアユタヤ王朝末期(17世紀末)のこと。バンコク最古の寺院として崇敬を集めています。
なによりもインパクトがあるのが黄金色の大寝釈迦仏。そのスケールはまさに圧巻で、1枚の写真にその姿を収めるのはなかなか難しいほどです。この像はラーマ3世(1824〜1851年)によるもの。足の裏には仏教の心理が108面の螺鈿細工画によって描かれています。荘厳な雰囲気を湛える一方で、優しく微笑んでいるようにも見える仏の穏やかな表情には、心がほどけていくような安らぎも感じられます。
本堂から出ると林立する仏塔が目に入ります。ひときわ大きな4つの仏塔は、ラーマ1世から4世までの4人の王さまを表わしています。小さな仏塔はお墓のようなもので、なかには遺骨が納められているそうです。仏塔には中国製の陶器の破片がはめ込まれています。また、中庭には中国風の彫像なども見られ、タイ文化と中国文化がミックスされた建築様式とされています。言われてみると中国風の石像なども目につきます。

 

ワット・ポー バンコク

大寝釈迦仏の足の裏の見事な螺鈿細工。真珠貝の内側が使われているそうです

 

ワット・ポー バンコク

大寝釈迦仏が大きすぎて、赤ちゃんの視界にはまったく収まっていない様子

 

ワット・ポー バンコク

中国を思わせる像がそこかしこに見られます。この武人の像は優美な曲線が印象的

 

ワット・ポー バンコク

仏塔の壁面を飾る、赤、青、黄色、緑のモザイクでかたちづくられた花々がかわいい

 

ワット・ポー バンコク

4人の王さまを表わす仏塔。カラフルな陶片が塔を埋めつくしています

 

「暁の寺」のシンボルは優美な大仏塔

<ワット・プラ・ケオ><ワット・ポー>からチャオプラヤー川を挟んだ場所に鎮座する<ワット・アルン>に行くには、ターティアン船着場から渡船に乗ります。運賃は3バーツ。10分ほどのクルージングですが、ゆっくりと近づいて来る<ワット・アルン>の大仏塔を船上から眺めていると気分が盛り上がって来ます。
<ワット・アルン>は「暁の寺」という異名をもっています。トンブリー朝を開いたタクシーンがアユタヤを離れてバンコクのこの寺に夜明け時にたどり着いたことに由来するそうです。また、現在は<ワット・プラ・ケオ>にある「エメラルド仏」は、ビエンチャンから戦利品として持ち出された当初は、この寺に安置されていました。
寺院のシンボルは、高さ75m、台座の周囲234mの大仏塔。周囲には4つの小塔とともに日常とは隔絶された空間を作り出しています。大仏塔はラーマ2世の時代に建設が始まり、ラーマ3世の治世に完成したものです。大仏塔のテラスには階段で上ることができます。この階段がかなり急。特に下りはかなり怖いので、高所に自信がない人にはおすすめしません。テラスからはチャオプラヤー川対岸の王宮や<ワット・ポー>のほか、中華街方面の市街地を見渡せます。

 

ワット・アルン バンコク

チャオプラヤー川を走る渡船から眺めた<ワット・アルン>。大仏塔が迫ってきます

 

ワット・アルン バンコク

寺院の敷地に入って右手に進むと中国風の石像が守る御堂が。中には仏像が並んでいます

 

ワット・アルン バンコク

壁面に微細な絵画が描かれた礼拝堂では、女性が熱心に祈りを捧げていました

 

ワット・アルン バンコク

仏塔には色とりどりの陶器の破片が埋め込まれています。4つの小塔の中には仏像を安置

 

ワット・アルン バンコク

屹然とそそり立つ仏塔からは崇高なパワーを感じます。右側の塔が大仏塔です

 

ワット・アルン バンコク

大仏塔のテラスに続く階段は急角度! 手すりにつかまってゆっくり、ゆっくり

 

ワット・アルン バンコク

大仏塔のテラスから王宮、<ワット・ポー>方面を望みます

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data

ワット・プラ・ケオ Wat Phra Kaeo
Open Hour
8:00〜15:30
Entrance Fee
500バーツ

ワット・ポー Wat Pho
Open Hour
8:00〜17:00
Entrance Fee
100バーツ

ワット・アルン Wat Arun
Open Hour
8:30〜17:00
Entrance Fee
50バーツ

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