月別アーカイブ: 2014年3月

これは便利! 思わず感動した
タイならではのサービス

IMG_3463

 

日本で日本語の分かるタイ人の社員と路線バスに乗った。バス停に時刻表がある。そしてほぼ時刻表通りにバスがやってくる。タイでは考えられないと彼らはまず驚く。

そしてバスの車内では次の停車駅を案内してくれる。急停車にご注意下さい。お忘れ物にご注意下さい。そんなアナウンスも流れてくる。日本のバスの心配りに彼らは再度驚くのだ。

中でも彼らが一番驚いたのは「ご乗車お疲れ様でした。次は終点・・・・・・」というアナウンスだった。見ず知らずの人にまでねぎらいの言葉を掛けてくれる日本のバス。日本人には聞き慣れた言葉でも、タイ人には驚きの言葉だったに違いない。

日本はサービスが良い。いや良すぎる。路線バスに乗るだけで感動してもらえたのは嬉しいというよりびっくりだった。

しかし、その逆もある。タイにはタイなりのサービス精神がある。それに私が感動することもあるのだ。

先週、陸運局へ出かけてきた。1年に1度、自動車やバイクを所有する人は車両税を納めなくてはならない。

なんとバンコクの陸運局ではドライブ・スルーで車に乗ったまま納税することが出来る。ファースト・フード店でハンバーガーを買う感覚で納税が終わるのだ。しかも予想していたより掛る時間は短い。今回は約15分足らずで納税が終わり無事に徴収票を貰って車のフロントガラスに張る事が出来た。

実は陸運局だけでなく水道局の一部でもドライブ・スルーで水道代が払える。しかも両局とも朝7時半から受け付けているので、会社に行く途中に立ち寄ることも可能なのだ。

ドライブ・スルーは車から降りなくてもいい。駐車場を探す必要もない。とにかくサバイ(楽)でサドゥアック(便利)なシステムである。ファースト・フード店だけでなく役所にまでドライブ・スルーが浸透するタイ。これぞタイ人のサービス精神と日本人の私はびっくりしたのだ。

「役所イコールサービスが悪い」、決してそうでもないのがバンコクの役所なのである。

面倒だと足が遠のく。便利にしてどんどん来てもらおう。そんな深読みをするのは私が日本人だからだろうか?

IMG_3456

+ こちらはタクシー専用の「ドライブ・スルー」窓口

 

 

中村蒸一 Profile

ph7

タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
詳しくはこちらをクリック!

インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

これはお値打ち! タイで本格フレンチ

写真 1-18

+ 具材を選ぶオリジナル・サンドウィッチ。AKIKOさん一番のオススメは、バゲット、マヨネーズ、アボカド、プロシュートの組み合わせです

 

皆さん、サワディーカー(こんにちは)! 日本は、だんだん春めいてきたころでしょう。いよいよ、桜の季節が到来ですね。タイは・・・・・・と言うと、一年で最も暑い季節になりました! タイは4月が最も暑く、平均気温は36~38℃くらいまで上がり、日本とはまったく違う気候なのです。

さて、本題。これまで 5回、オススメのタイ料理店をご紹介してきましたが、今回は趣向を変えてフレンチです! 「え? どうして、タイでフレンチ?」と思いますよね。でも、みなさん、思い出してください。タイの物価は、日本の約1/3です。家賃もバスもBTS(高架鉄道)もタクシーもタイ料理も、日本より全然安い! と言うことは、各国の料理も安いということ。フレンチやイタリアン、スパニッシュ、和食、中華にいたるまで、本国で食べるよりもお手頃価格で食べられるお店が多いんです。

私がよく行くのは、BTSプルンチット駅から徒歩3分、ソイ ルアムルディーにあるフレンチのカフェ<カフェ・タルティーヌ Cafe Tartine>です。明るい雰囲気で、スタッフもフレンドリー。テラス席もあるので、天気の良い日はお外でのんびりしてください。気になるお料理は、本場のバゲットを使ったサンドイッチやボリュームたっぷりの新鮮サラダ、本日のスープに、ボールにたっぷり入ったカフェラテ、ほど良い甘さのタルトなどなど。フランス人オーナーだけあって、どれも本格的です。 既存のメニューもとってもおいしいですが、自分好みのオリジナルサンドイッチをオーダー出来るのもおもしろいですよ。バゲットやクロワッサンなどパンの種類、バターやマヨネーズなど味付け、そして、プロシュートやマッシュルーム、アボカド、ハム、チーズ、オリーブ、野菜などから具材を選びできあがり。お子さま向けのメニューもあるので、土日は欧米人のファミリーで賑わいます。敷居が低く気軽に入れるフレンチのカフェですので、ブランチやランチ、ティータイムにと重宝すること間違いなしです。

写真 2-25

+ 紅茶も絶品ぞろい。15種類から選ぶことができますよ

 

 

お店の場所はこちら—-> 美味タイMAP

AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

ルーシーダットンAngSanaのWebサイト
www.facebook.com/rusieduttonAngSana

AngSana AKIKOのルーシーダットンを広めタイ!
http://angsanaakiko.wix.com/akiko

大英帝国になれなかった
「微笑みの国」の秘密

P1040409

 

朝日新聞といえば天声人語である。大学受験に有利だと聞いて高校生の時はここを欠かさずに読んでいた。その習慣が社会人になった今も抜けきれずにいる。しかし、まんざら悪い事でもない。

先週の天声人語が面白かった。

「『日の沈まず』と形容された大英帝国はなぜできたか。珍説を聞いたことがある。イギリスという国は女性が何とも魅力に乏しいし、料理がまずい。だから男はみんな国の外に出て行ってしまう。それで大英帝国はできたのだと」

天声人語からの引用である。大英帝国の珍説はどうでもよかった。書いてあることが全くタイとは正反対なので思わず噴き出しそうになった。

微笑みの国であるタイは女性が魅力的で美しい。だから世界中から男性が集まってくる。そして料理がおいしいので住みついてしまう人も居るほどだ。

何を隠そう私もその一人である。

タイ人が帝国を築けなかった理由は大英帝国の逆説にある。そう考えるととても愉快だし、説得力があって面白い。

さて、女性はともかくタイ料理は確かにおいしい。タイ料理が大好きだという日本人は多い。日本人の口にもあう。だからタイを定年後のロングスティ先に選ぶ日本人が増えてきている。そんなタイ料理になくてはならないもの。欠かせないものが何かご存じだろうか?

ソンタムやトムヤムクンにも必ずいれるもの。それは味の素である。「ポンチュロット」(化学調味料)という呼び方もあるが、タイ人の多くは「アジノモト」と呼ぶ。それぐらい親しまれているし、タイ料理に使われているのだ。どんな田舎に行っても味の素の小袋がない家庭はない。恐るべし日本の調味料、アジノモトなのである。もちろん最近は化学調味料を控えようという声もチラホラ聞こえてくる。それでもアジノモトは屋台でもレストランでも威勢堂々と鎮座している。

なぜタイ料理が日本人の口に合うのか?  米や麺を食べるという食文化の相似。新鮮な野菜や刺激的な香辛料。しかし、その裏に日本生まれの魔法の調味料の存在があることを忘れてはいけない。

IMG_3466

 

中村蒸一 Profile

ph7

タイで日本居酒屋<寅次郎><どんたく 九州酒場>を展開する、なえぎ(タイランド)株式会社代表。
詳しくはこちらをクリック!

インタビュー「熱い思いで本物の日本居酒屋をタイに根付かせる!」

お茶でインパクト大の異文化体験

写真 3-3

+ AKIKOさんおすすめのお茶はサントリーの『TEA PLUS 無糖』

 

日本で食事をする時は、緑茶やほうじ茶、玄米茶など、いわゆる日本茶を飲むことが多いと思います。 タイでは、どうでしょう?

実は、タイでも緑茶がよく飲まれているのです。 日本でなじみのある緑茶が、タイでも一般的に飲まれているとは驚きですね。タイのスーパー・マーケットやコンビニエンス・ストアには、10種類を超えるペットボトルの緑茶飲料が売られています。たくさんのメーカーから緑茶飲料が発売されていますが、なかでも、『OISHI』ブランドが一番人気で、イチゴ風味などのフルーツフレーバーまであるんです。フルーツ×お茶って、ずいぶん冒険している感じがしますが、タイ人には大人気です。

さて、コンビニエンスストアなどで「あー、喉が乾いた」と何にも考えずに緑茶飲料を手に取ると、とっても危険! なぜなら、ほとんどの緑茶飲料には砂糖が入っていて、とっても甘いんです。甘いお茶って、日本にはない発想ですよね。覚悟を決めて飲まないと、大変なショックを受けることになります。甘いお茶にチャレンジしてみたいという方は、ぜひ飲んでみて!

無糖のお茶が飲みたい方は、パッケージに「NO SUGAR」と書いてあるものを選んでください。キャップが白色のものも無糖です。例外もあるので、確認してから購入しましょう。タイ文字が読めなくてわからない時は、店員さんに聞いてみることを オススメします。タイで売られている緑茶飲料の9割が砂糖入りの甘いお茶だと思ってください。そのくらい、タイでは甘いお茶が市民権を得ています。

砂糖が入っているのは、緑茶だけではありません。ウーロン茶や菊花茶に紅茶にタイ・ティーまで、みーんな甘い! もちろん、無糖でおいしいお茶もありますよ。種類は少ないですが・・・・・・。オススメは、「TEA PLUS」と言うウーロン茶です。「TEA PLUS」にも何種類か味がありますが、キャップが金色のものが無糖です。タイでペットボトルのお茶を買う時は、ご注意を!

1393987813733

+ キャップの色に注目。左が砂糖入りで、右の白いキャップが無糖です

 

AKIKO Profile

AKIKO

1982年11月10日 東京都生まれ。2008年度ミスインターナショナル日本代表選出大会ファイナリストに選ばれたのをきっかけに、「もっと世界を見てみたい」と思い、上海、北京、香港に単身渡り、モデルの仕事とともに、中国語を学ぶ。その後、縁あってタイでモデルとして活動。現在は、モデル、MC、ルーシーダットンのインストラクターがメイン。日本野菜ソムリエ協会のベジフルビューティー セルフアドバイザーの資格も取得している。また、日本人女性向けフリーマガジン『Arche+』にコラムを連載中。

ルーシーダットンAngSanaのWebサイト
www.facebook.com/rusieduttonAngSana

AngSana AKIKOのルーシーダットンを広めタイ!
http://angsanaakiko.wix.com/akiko