デザインに浸るホテルvol.1 
五元素のパワーを浴びよう

バンコク デザイン・ホテル ソフィテル・ソー クリスチャン・ラクロワ

ロビーフロア。「ソフィテル」はフランスに本拠を置くアコー・ホテルズの最高級ブランド

 

「フランスの至宝」の新たな挑戦

オープンしたのは昨年2月。その前から大きな話題となっていたのは、「フランスの至宝」とも称されたファッション・デザイナー、クリスチャン・ラクロワが「ホテル・スタイリスト」として名を連ねていたからです。ラクロワはラグジュアリーなデザインで知られ、オートクチュールの寵児として一世を風靡しました。マドンナのワールド・ツアーのコスチュームをデザインしたほか、2007年夏にはパリ7区にオープンしたホテル「ル・ペルシャス」のプロデュースを手掛けています。
そんな彼がバンコクで試みたのは、フランスの美意識とタイの伝統な美の融合でした。5人のタイ人インテリア・デザイナーの力を借りて、ほかにはない独特の世界観をもった空間を構築したのです。ホテル全体をプロデュースするうえで、モチーフとして選んだのは5エレメンツ、つまり五元素(水、土、木、金、火)です。

 

Christian Lacroix at Sofitel Bangkok クリスチャン・ラクロワ デザイン・ホテル バンコク ソフィテル・ソー

真ん中の紳士がクリスチャン・ラクロワ。スタッフのユニフォームも彼がデザインしたもの

 

クリスチャン・ラクロワ ソフィテル・ソー デザイン・ホテル

エグゼクティブ専用の<クラブ・シグニチャー Club Signiture>に掲げられた絵画

 

フロアごとに凝ったインテリアが圧巻

238ある客室はフロアごとに「水、土、木、金」のコンセプトに沿ってデザインされています。「水」のフロアは「洗練と静寂」、「土」のフロアは「驚異と豊穣」、「木」のフロアは「気高さと落ち着き」、「金」のフロアは「純粋さとモダン」というテーマをもち、部屋のレイアウトから調度など、同じホテルとは思えないほどまったく趣が違います。また、異なるコンセプトのフロアには原則的に立ち入ることはできないという徹底ぶり(「水」のフロアに泊まったら、「木」のフロアには入れません)。ただし、「5エレメンツ・パッケージ」というプランを使えば、4泊以上が可能な方向けに4つのフロアに宿泊できます。
五元素のうちの「火」をモチーフにしているのは7Fにあるブッフェ・レストラン<レッド・オーブン Red Oven>。日本を含め各国の料理が並び、窓際の席からは緑に包まれたルンピニ・パークが見えます。宿泊者以外も利用可能。

 

クリスチャン・ラクロワ ソフィテル・ソー デザイン・ホテル

大理石が高級な印象を与える「水」の部屋。ガラスの花瓶など、随所に透明なものを配しています

 

クリスチャン・ラクロワ ソフィテル・ソー デザイン・ホテル

「土」の部屋は洞窟をイメージ。青い壁に描かれた模様は実在する洞窟に描かれていた動物を再現

 

クリスチャン・ラクロワ デザイン・ホテル ソフィテル・ソー

あたたかみのある色調がメインで、ほかに比べると落ち着いたインテリアの「木」の部屋

 

クリスチャン・ラクロワ デザイン・ホテル ソフィテル・ソー

白を基調としながら、アクセントにメタル素材を配した、スタイリッシュな「金」の部屋

バンコク デザインホテル ソフィテル・ソー sofitel so

「木」のフロアの吹き抜けのオブジェ。デザイナーの遊び心を感じます

 

 

バンコクに数ある五つ星ホテルのなかでもインパクトの強さは随一。凝りに凝ったインテリ アはまるでテーマパークに迷い込んだような楽しさがあります。どのエレメントを選ぶかは、あなたの直感次第。最初はその世界観に圧倒されるかもしれませんが、どのフロアも計算された色の構成やインテリアの配置に、次第と居心地のよさを感じるでしょう。

 

ソフィテル・ソー デザイン・ホテル クリスチャン・ラクロワ

左端のビルが<ソフィテル・ソー・バンコク>。ルンピニ・パークを庭代わりに使えます

 

クリスチャン・ラクロワ ソフィテル・ソー バンコク デザイン・ホテル

ラマ4世通りを眼下に見下ろす。MRTルンピニ駅は歩いてすぐなのでアクセスも便利です

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Address
2 North Sathorn Road Bangrak 10500
Phone
02-624-0111
Wifi
部屋内は無料
Area (Nearest Train)
ルンピニ・エリア(MRT ルンピニ駅)

http://www.sofitel.com/gb/hotel-6835-sofitel-so-bangkok/index.shtml

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